インフキュリオン・グループは11月7日、10月1日の消費税率引き上げに伴って実施した、キャッシュレス決済利用状況の結果を発表した。調査対象は、16歳から69歳の男女2万人。

消費増税後のキャッシュレス決済の利用について聞いたところ、変わらないという回答が53.3%と最も多かった。「かなり増えた」(15.3%)、「まあまあ増えた」(29.7%)という回答は44%だった。

利用したキャッシュレス決済については、クレジットカードが77.9%と最も多かった。これに、電子マネー(55.6%)、QRコード決済アプリ(35.7%)が続く。同社が今年3月に実施した「決済動向調査2019」と比較した結果、QRコード決済の利用率は11.6%から35.7%と3倍に拡大している。

  • 「利用している」と回答したキャッシュレス決済サービスの割合 資料:インフキュリオン・グループ

    「利用している」と回答したキャッシュレス決済サービスの割合 資料:インフキュリオン・グループ

利用しているQRコード決済は、PayPayが回答率63.8%で、最も多かった。これに、LINE Pay(29.6%)、楽天ペイ(28.8%)が続いている。

  • QRコード決済各アプリの利用率(7133人回答、複数回答) 資料:インフキュリオン・グループ

    QRコード決済各アプリの利用率(7133人回答、複数回答) 資料:インフキュリオン・グループ