GNUは米国時間2019年10月4日、メーリングリストでテキストエディター「GNU nano」のバージョン4.5をリリースしたことを投稿した。nanoはメールクライアントの一部であるPicoを基盤に、独立したテキストエディターとしてバージョンを重ねてきた。ソースコードはホームページからダウンロードできる。

  • WSL上で動作するGNU nano バージョン4.5

    WSL上で動作するGNU nano バージョン4.5

バージョン4.5では、リージョン(マークした地点から現在のカーソルがある地点までの領域)を有効にした際に「Tab」キーを押すと特定のコード挿入を可能にする「tabgives」コマンドを追加した。

また、Rust 2018の単語追加や、各言語に対する翻訳内容の再生成など、バージョン4.4と比較して64カ所の変更が加わった。なお、コンパイルにはgcc バージョン5.0以降が必要となる。

阿久津良和(Cactus)