NECは10月1日、ネットワークを柔軟に活用し、人・モノが生み出すデータを産業の枠を越え賢くつなぐ「NEC Smart Connectivity」を実現するサービスの販売を、同日より開始したことを発表した。

同社は2019年4月、「NEC Smart Connectivity」を新ブランドとして立ち上げ、他領域にもサービス展開を進めている。

今回、同ブランドを具現化するサービスとして、コンサルティングサービス、データコネクティビティサービス、ネットワークコネクティビティサービスを提供開始し、顧客のビジネスの様々な段階でトータルにサポートする。

コンサルティングサービスは、IoT活用における顧客の社内外ニーズを把握し、活用シナリオを検討する「IoTコンサルティング」、AI活用シナリオの検討やアクションプラン策定を支援する「AIディスカバリープログラム」、実証実験の実施をサポートする「実証実験サポートサービス」などを提供する。

データコネクティビティサービスでは、ユーザーから使用許諾を得たパーソナルデータを活用し、より価値の高いサービスを実現する「パーソナルデータ流通サービス」、オンラインでの本人認証に合わせて属性を判断し、最適なサービスを提案する「オンライン本人確認サービス」、あらゆるデータと分析・見える化などを実現するクラウドサービスを連携し、収集したデータに新たな価値を持たせることで、顧客による新サービス創出に貢献する「デジタルデータ流通サービス」などを提供する。

ネットワークコネクティビティサービスでは、センサー・スマートフォン・ロボットなど多様なデバイス(フィジカル空間)とサイバー空間を、顧客の環境に応じて最適な通信でつなぐ「マルチコネクティビティサービス」、ネットワーク機器の提供・ネットワーク構築・運用までをサービス型で提供する「マネージドネットワークサービス」などを提供するということだ。