大塚商会は6月10日に、無線LANのセキュリティ監視(SOC)と障害の予兆を察知して通知する性能監視を行う「たよれーる らくらくWi-Fi for Aruba」を販売開始する。価格は、月額利用料が3600円、本体機器が4万8000円、設置及び設定に関する初期費用が7万円。販売目標は2020年12月末までに2200セット。

  • たよれーる らくらくWi-Fi for Arubaのイメージ

同社は、企業における無線LANの設定変更業務から故障時の機器交換オンサイト保守までを代行する「たよれーる らくらくWi-Fi」を、2014年から提供している。

新サービスでは、無線AP(アクセスポイント)機器として米Aruba,a Hewlett Packard Enterprise companyのAP機器とクラウド管理ソリューションを使用して提供する。

同サービスで提供するSOCでは、Arubaの無線AP機器をクラウド上で一元管理する「Aruba Central」と大塚商会のログ分析システムの仕組みにより、無線LANの不正利用の疑いや障害の予兆を検知すると、その内容と対応策をユーザー企業に通知する。

導入企業では先回りの対応が可能となり、セキュリティリスクや運用面のリスクを軽減できるという。

さらに、遠隔操作による設定変更なども可能なため、ユーザーアカウントの管理などユーザー企業にとって手間の掛かる作業を代行するとしている。