Q-Successは4月12日(米国時間)、「Nginx is now used by 50% of the top 1 million websites.」において、トップ100万サイトでNginxが利用されている割合が50%を超えたと伝えた。

Nginxはトップ10万サイトでの利用がシェア66.9%と最も多く、これにトップ1万サイトの61.1%が続いている。アクセス数が多いトップサイトではNginxへの移行が進んでいる。

  • Webサーバシェアグラフ(2019年4月16日) - 資料: Q-Success提供

    Webサーバシェアグラフ(2019年4月16日) - 資料: Q-Success

Apacheは長期にわたってシェアの下落が続いている。特にアクセス数の多いサイトにおける下落が大きく、アクセス数の多いサイトほどApacheからNginxへ移行する動きが続いている。全体で見るとMicrosoft IISは高いシェアを確保しているが、アクセス数の多いトップサイトでの採用割合は10%にも到達していない。

シェアの上ではまだまだ小さいが、LiteSpeedが存在感を示している点にも注目しておきたい。LiteSpeedは高速軽量なWebサーバで、Apacheの設定ファイルと互換性があるという特徴がある。ApacheをLiteSpeedに置き換えるだけで処理がスケールするようになることから、これまでの設定を保ったままWebサーバの高速化を実現したい場合などに使われていると見られる。