エビソルは、レストラン・飲食店向け予約台帳サービス「ebica 予約台帳(以降、「ebica」)」の新しい機能として、飲食店の複数経営企業のオウンドメディア活用強化につながる「全店空席サーチエンジン」機能を有償オプションとして提供開始した。

店毎の独自のルールによる自動配席やWEB予約フォームやダッシュボードによる予約や回転数分析など多機能な予約台帳システム「ebica」は、予約管理の煩雑な業務を解決する多彩な機能を持つが、今回同社は「ebica」を導入店に対して「系列店を横断して空席検索することができる専用WEBページ」の作成・提供する。O2O(オンライン・ツー・オフライン)サービスの駆使を掲げ設立したエビソルが今回提供するのは、オウンドメディアに向けた"空席サーチエンジン"だ。

エビソルでは、消費者が飲食店のオウンドメディア、つまり飲食店のWeb サイトに訪問しオンライン予約を行う際、背景には大きくわけて3つのニーズがあると分析している。

「そのブランドで飲食したい!」
「その場所で飲食したい!」
「オウンドメディア経由で予約することによる特典を受けたい!」

このようなニーズのある消費者は、積極的に飲食店のオウンドメディアへアクセスをおこなうものの、複数の店舗を経営している飲食企業の場合、せっかく消費者がオウンドメディアに来訪したにもかかわらず、どの店舗が予約可能かをオウンドメディア上でスムーズに把握することができないため、他のグルメサービスへ流出してしまうケースが発生していると同社は分析している。

生成された専用WEBページで空席検索〜登録実行された予約は、自動的に「ebica」に表示され、予約管理をスムーズに行うことも可能だ。また、全店舗を横断して見ることが可能なため、例えば予約の少ない店舗に振り替える提案をユーザーに対して行うこともでき、機会損失を抑える効果も期待できる。同社では10月の忘年会・二次会需要の大型予約獲得合戦を前に、全店空席サーチエンジンを使った別店舗への予約振り分けを通じて集客底上げに貢献したいとしている。