ポケットチェンジは6月18日、小売飲食店・施設・自治体・個人事業主などが独自のオリジナル電子マネーを発行し、スマホ決済に利用が可能なプラットフォーム「ポケットチェンジ PAY」の提供を開始すると発表した。

同社は既に提供している現金硬貨・紙幣を電子マネーなどに交換するサービスのインフラおよびプラットフォームを拡張し、初期開発費用および決済手数料無料で、「ポケットチェンジPAY」プラットフォームを提供する。

「ポケットチェンジPAY」による決済システムにおいては、専用チャージ機や連携POSレジなどの各種チャージ手段より入金し、スマートフォン上のアプリで電子マネーのチャージと支払いが可能。

一般に、電子マネー(前払式支払手段)のチャージ手段は、千円札単位の紙幣によるものが多いが、「ポケットチェンジPAY」では1円単位の小銭・硬貨からチャージできる。

支払いやチャージは、QRコードのスキャンおよびスマホタッチの2種類に対応しするほか、利用者間の送金も可能。

  • 「ポケットバンクPAY」プラットフォーム上で発行されるオリジナル電子マネーの利用イメージ

  • スマートフォンで利用する際の画面イメージ

「ポケットチェンジPAY」は今年夏頃のサービス提供開始を予定しているが、発表時点で、国内大手小売チェーンのハウスマネー、行楽・観光地の地域通貨などへの採用が決定しているという。