オウケイウェイヴは6月28日、利用者からの質問に聞き返しを行いながら最適な回答を提示することができる企業向けAIエージェントサービス「OKWAVE AI Knowledge(オウケイウェイヴ あい ナレッジ)」の提供を開始した。

OKWAVE AI Knowledgeは、情報を知識化し最適な答えを見つけて提示するAI開発プロジェクト「KONAN」をベースにしたAIエージェントサービス。

「OKWAVE AI Knowledge」イメージ

同社が運営するQ&Aサイト「OKWAVE」の1000カテゴリー、3500万件以上のあらゆるジャンルのQ&Aデータを学習し、一般的な単語の関連性やさまざまな言い回しを知識化して保持している。

これにより、導入企業側でのコーパス作成(大規模な言語データの構築)作業が基本的には必要がなく、AIの専門知識のない方でも手軽にAIエージェントの導入が可能となる。

また、企業内に蓄積されたFAQデータやお問い合わせデータなど、企業独自のQ&Aデータを連携すると、そのデータも機械学習し知識化させたAIエージェントサービスを最短3週間で利用開始することができる。

さらに、導入企業の顧客からの「質問」をAIエージェントが理解し、適切な感情表現を交えて最適な「回答」を返すことが可能。「質問」の内容が不足している場合には、AIエージェントは補足や詳細な説明をしてもらえるように質問者に聞き返しを行える特長をもつ。

なお、同サービスは、企業サイトなどにPC・スマートフォンを問わず専用ページとして設置して利用することが可能だ。