島津製作所は1月11日、同社の本社三条工場内に、新開発棟「ヘルスケアR&Dセンター(仮称)」を建設することを決定したと発表した。

同センターは、同社のヘルスケア関連の開発部門を一カ所に集めることで、技術融合の促進をはかり、そうして得られた要素技術の早期製品化を進めることを目的に建設される。具体的には、分析計測事業と医用事業の事業連携室を設置することで、ヘルスケア領域における両者の融合を促進するほか、全社のコア技術や産学官連携の取組み、成果を紹介し議論できる場として「オープンイノベーションエリア」を設置し、先進的顧客、外部研究者との協働を促進することも行っていくという。

なお、建設開始は2018年1月からを予定しており、2019年1月に完成する予定だという。建屋は地上4階建てで延床面積は1万9300m2、投資額は総額93億円を予定しているという。

「ヘルスケアR&Dセンター(仮称)」の完成イメージ図