神戸製鋼所は3月1日、同社機械事業部門の生産拠点である高砂製作所内に「水素ステーション総合テストセンター」を新設すると発表した。

同テストセンターは、水素ステーションの実運用に近い形でさまざまな運転パターンや充填シミュレーションの検証を行い、市場ニーズに合った製品開発を進めることを目的としたもので、燃料電池自動車への充填、圧縮機、冷凍機、高圧容器などにおける各設置機器の運転データの収集、水素圧縮機の各種試験などが実施される。

敷地面積は約700m2で、投資額は約5億円。完成予定は今月中旬を予定している。同社によると、将来的にはシステム全体の検証を実施するために、水素製造設備の設置も検討する方向だとしている。

水素ステーション総合テストセンター