ソフトバンクロボティクスとエヌ・デーソフトウェア(NDソフト)は2月3日、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」とNDソフトの福祉業務支援ソフトウェアである「ほのぼのNEXT」を利用した、高齢者介護におけるロボット活用に向けた実証実験を、社会福祉法人セイワの協力の下で2月5日までの予定で開始した。

今回の実験では、異なる医療・介護システム間での情報交換を可能にする在宅医療・介護情報連携基盤を介して、ほのぼのNEXTと連携するPepperを利用し、セイワが運営する介護老人福祉施設である「幸風苑」の高齢者を対象に、それぞれの介護レベルに応じた服薬管理や体操などのレクリエーションを行う。

ほのぼのNEXTに登録済みのケア情報を基にした介護施設利用者とコミュニケーション・ロボットとの交流により、介護施設利用者にどのような変化が現れるかに加え、コミュニケーション・ロボットが介護予防を実施する上で介護職員にとって有用な補助ツールになるかを検証するという。

なお同実験は、総務省の「平成27年度 医療・介護情報連携基盤の活用の推進に関する調査」の一環で実施するもの。