仏ダッソー・システムズ(ダッソー)は11月25日、「3DEXPERIENCE Lab」の設立を発表した。
「3DEXPERIENCE Lab」は、新しいオープン・イノベーション・ラボと併せて展開されるスタートアップのアクセラレーター・プログラムの総称で、生命科学、都市づくり、ライフスタイルの向上に寄与するような製品開発を手がけるスタートアップの中から有望なものを選定し、支援する。支援対象にはファブラボの活動なども含まれ、支援を受けるスタートアップは、1年から2年のプログラム期間を通じて、製品やプロセスの最適化および検証のために同社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームや技術力を利用できるほか、アドバイスを受けることができる。また、ダッソーのエコシステムを通じた支援(製品の市場化や、国際的な知名度の獲得)も予定されている。
ダッソーは同ラボをオープン・イノベーションを促進する新たな枠組みとして位置づけており「型にはまらないコラボレーション手法と集合知とを1つにすることで、起業家精神の促進、人々の生活に向けた新しいエクスペリエンスの提供、新しいものを生み出そうという社会の力の強化を図ります。」とコメントしている。