アジレント・テクノロジーは5月7日、細胞遺伝学分野向けにゲノムワイドなコピー数変異(CNV)、ヘテロ接合性の消失(LOH)、および点変異、InDel(挿入欠失変異)の検出を次世代シーケンサー(NGS)で1度に行えるターゲットエンリッチメント製品「OneSeq(ワンセック)」を発表した。

同製品は、同社の既存ターゲットエンリッチメント製品「SureSelect(シュアセレクト)」を基盤にしたもの。同社が提供する無償のsoftware「SureCall」との連携が容易で、1反応でコピー数変異、ヘテロ接合性の消失、および点変異、InDelの検出やデータ解析などを一貫して行うことが可能となっている。

また、こちらも同社が無償で提供するオンライン・デザイン・アプリケーション「SureDesign」を利用することで、研究ニーズに合わせた遺伝子パネルをCNVバックボーンに追加するなど、ユーザー(研究者)自身によりカスタマイズすることも可能だという。