ZMPは2月10日、欧州車向けOEM製品の開発に適した独Telemotive製の高性能車載ネットワークデータロガー「blue PiraT2」の最新モデルと4式のカメラをセットとした「blue PiraT2 モニタリングパッケージ」の販売を開始すると発表した。
「blue PiraT2」は、自動車業界向けに設計・最適化されたデータロガーで、MOST・CAN・LIN・FlexRay・Ethernetなど、全ての車載LAN規格のデータの監視と正確な記録が可能。さらに、同パッケージには、車内外の様子を撮影するカメラ4式、任意のタイミングでトリガーと音声入力が可能なリモコンが含まれている。これらにより、例えば、ドライバーの運転操作やインパネの表示画面の映像とCANデータを同期して取得しておくことで、ドライバーの誤操作なのか、インパネの表示情報の不具合なのか、ECUの不具合なのかを特定するのに役立つという。また、前方の車両や歩行者の様子などの車外の映像とCANデータを組み合わせることで、車線逸脱防止や衝突回避、オートクルーズコントロール機能の評価につながるデータ収集に活用できるとしている。
なお、価格は260万円(税抜き)。すでに受注を開始している。