東芝は、高速な演算処理が要求される一眼レフカメラボディ、アミューズメント機器などのデジタル機器向けに独自のコプロセッサPSCとARM Cortex-M4Fコアを搭載したマイコン「TMPM440F10XBG」の量産を開始したと発表した。

同製品は、マイコンに求められている高速化と演算処理時間の短縮に応えるため、ARM Cortex-M4FコアとコプロセッサPSC、および高速フラッシュ技術NANO FLASH-100を採用することにより、演算処理時間を既存品の約1/5に短縮した。また、開発面でも、開発システム、スタータキット、ユニバーサル基板が用意されており、スムーズなマイコンの導入や評価に貢献するとしている。

なお、パッケージは11mm角で0.5mmピッチのVFBGA289。動作温度範囲は-40℃~80℃(Flash W/Eおよびデバッグ時以外)。

独自のコプロセッサPSCとARM Cortex-M4Fコアを搭載したマイコン「TMPM440F10XBG」