シャープは8月21日、ダウンライトやスポットライトの光源向けに、1系統の回路のみで調光と連動して調色する照明用LEDデバイス「GW6NGWJCS0C」、「GW6TGBJC50C」2機種を発表した。

同製品は、LEDチップを2種類の蛍光体樹脂で封止することで2色の光源を有し、各光源の出力を変えることで光色を混ぜ合わせて色温度2000K~3000Kで調色できる。従来、2色の光源の出力を制御するには2系統の回路が必要だったが、独自の電流制御技術により、1系統の回路のみで調光と連動して調色が可能なため、LED照明の回路設計を簡略化でき、灯具への組み込みが容易になる。

また、長年培った銭形パッケージ技術により、光源部の面積が小さく、明るさと色のムラが少ない、高品位なLED照明の光学設計が可能な他、演色評価数(Ra)94の高い演色性能により、照明対象物が持つ自然な色を忠実に再現できる。

なお、サンプル価格は、投入電力12Wクラスの「GW6NGWJCS0C」が1200円、同35Wクラスの「GW6TGBJC50C」が3600円。8月22日よりサンプル出荷を開始し、量産は9月より開始する。

照明用LEDデバイス(左)「GW6TGBJC50C」と(右)「GW6NGWJCS0C」