タカラトミーは2月5日、「トランスフォーマー」30周年の2014年も2月6日よりスタートの第55回旭川冬まつりにて大雪像「トランスフォーマー 30th Anniversary『トランスフォーマー出動!』」(画像1)を公開し、プロジェクションマッピングを利用してトランスフォームを表現する仕組みであることを発表した。第55回旭川冬まつりは、2月6日(木)から11日(火・祝)まで開催され、入場は無料だ。実施場所は、北海道旭川市石狩川旭橋河畔、平和通買物公園など。

画像1。高さ約20m・幅約130m・奥行き約40mある大雪像

トランスフォーマーが旭川冬まつりに参加するのは今回で3回目となる。前述した通りに今年は生誕30周年記念の年で、夏にはハリウッドの実写映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の公開も控えており、例年以上に力が入っている。

大雪像は高さ約20m・幅約130m・奥行き約40mあり、骨組みを一切使わず、雪のみで作られている雪像としては世界最大級とされている。約7万立方mの排雪が使用され、周囲には新雪で作られた雪ブロック(約30センチ角)約5万個がはりつけられる形で雪化粧が施された。今年もこれまで同様に、長さ100mにもわたる雪と氷のすべり台が2本(直線と曲線)設置されており、子どもたちが楽しめるようになっている。さらに会場を一望できるテラスも併設され、見るだけでなく登って楽しめる仕様だ(画像2)。

画像2。併設テラスからは会場を一望可能

雪像のコンセプトは、30周年にちなみ、シリーズを通して人気が高いキャラクターである「総司令官コンボイ(コンボイ司令官)」が仲間のサイバトロン戦士(オートボット)に出動を命じるときのポーズを、高さ20mのスケールで再現している。ロボットモードとビークル(トラック)モードの両方が制作されており、トランスフォーマーの特徴である「トランスフォーム(変形)」をイメージした形だ。

そして今回初の試みとなるのが、冒頭で述べた通りにプロジェクションマッピングを使用すること。大雪像を立体スクリーンとして、トランスフォームをイメージさせる演出が雪像に投影される形だ。会期中は、毎日19時から、光と音楽を融合させたショーが開催される。

雪像のデザイン・設計は、陸上自衛隊第2師団第2特科連隊本部中隊の高橋昭准尉、監修はタカラトミーが担当した。製作は、1月6日から、陸上自衛隊第2師団の隊員からなる「製作協力隊」が担当、1日当たり約250名が奮闘し、完成まで約1カ月かかった。

そのほかトランスフォーマー関連では、旭川市のPRキャラクター「あさっぴー」がトランスフォーマーとコラボレーション。ヒーローになりたいと願うあさっぴーが、コンボイをイメージした鎧(アーマー)を身に付け、仲間の戦士に出動を命じるときのポーズをしたデザインとなっている(画像3)。

あさっぴーの生みの親であるナカジマヨシカ氏がデザインし、タカラトミーが監修。第55回旭川冬まつりオフィシャルグッズとして、「あさっぴートランスフォーマー」をデザインしたオリジナルピンバッジが発売されている。価格は300円で、旭川市内のホテル、旭川市役所、旭川市科学館「サイパル」、旭川観光物産情報センター観光案内所(JR旭川駅東コンコース)、まちなか交流館売店道の駅「あさひかわ」売店ほか、郵送でも販売可能だ。

画像3。あさっぴートランスフォーマー

そのほか、トランスフォーマー/ロストエイジ用にデザインをリニューアルした主人公・オプティマスプライムが早くもトイになって登場し、会場にて先行発売中だ(画像4・5)。一部メッキ塗装を含む豪華仕様で武器パーツ2点が付属。2月22日の全国発売に先がけて、旭川冬まつり会場にて先行発売中だ。希望小売価格は7500円(税別)。

そのほか旭川空港や会場での「トランスフォーマー」展示なども行われている。

トランスフォーマー/ロストエイジ用にデザインをリニューアルした主人公・オプティマスプライムのロボットモード(画像4:左)と、ビークルモード(画像5:右)