電通の海外本社である「電通イージス・ネットワーク」は1月20日、ソーシャルメディアを活用した広告ビジネスなどを手がけるポーランドのソーシャライザー社の株式100%を、同社株主から取得することについて合意したと発表した。

ソーシャライザー社は2011年設立のベンチャー企業で、ソーシャルメディアを活用した広告ビジネスをはじめ、ソーシャルメディア用のアプリ開発や企業のファンページの運営に関するサービスを提供している。

同社は買収完了後、ポーランドのデジタルエージェンシーであるアイソバー・ポーランドに組み入れられ、同国デジタル市場においてさらなる成長を目指すとのこと。これにより、アイソバー・ポーランドの従業員は350名超となり、ソーシャルメディアに強みを持つ総合デジタルエージェンシーとなる。

電通グループのCaratが2013年9月に発表した2012年のポーランドのデジタル広告費は、前年比で9.1%増加しており、Caratは2013年、2014年も9%前後の成長が続くと予測している。特にソーシャルメディアに関しては、2012年は40.4%、2013年は26.1%、2014年は24.6%という高い成長率が見込まれている。