警察庁は、管区警察局所在県を中心とする13都道府県警察において、2013年4月1日付けで「サイバー攻撃特別捜査隊」を設置すると発表した。全国で約140人の専従捜査員を配置し、サイバー攻撃に対する体制を構築するという。

サイバー攻撃特別捜査隊の編成

設置される都道府県警察は、北海道 / 宮城 / 東京(警視庁) / 茨城 / 埼玉 / 神奈川 / 愛知 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 広島 / 香川 / 福岡。

同捜査隊隊では、警備情報の収集や警備犯罪の捜査に従事してきた捜査員のほか、情報通信部門・生活安全部門との人事交流、民間企業の技術者の中途採用、サイバーテロ対策専科の修了者の登用などにより、情報通信技術に専門的な知見を有する職員を確保するという。

また、語学能力(英・中・韓・露など)を有する捜査員の登用も行い、外国からのサイバー攻撃に関する情報収集を行う体制を構築し、都府県情報通信部を通じて警察庁情報通信局、各管区警察局及び北海道警察情報通信部の技術部隊「サイバーフォース」と緊密に連携しながら職務にあたるという。