いろいろ書いてきたが、申告ソフトを使えば、銀行口座明細の取り込み、入出金の管理を中心に、お金の流れを案内に従って入力していくだけで、簡単に完結することができる。会計への負担を大幅に減らしてくれるので、忙しいSOHO、個人事業主にとって大きなメリットになるはずだ。

特別な簿記の知識も不要で、すべてを入力してしまえば決算機能を使って、自動的に損益計算書と賃借対照表をはじめとした帳票類が作成される。決算だからといって、これまでのような面倒な手書きの書類作成は必要ないのである。なかでも、「e-TAX」データの書き出しにも対応しているソフトがオススメだ。

1,000万円以上の課税売上がある場合は、消費税の納税をしなくてはならないが、e-TAXにしておくと最高で3,000円の税額控除のほか、添付書類の提出省略や還付の時間が短くなるなどのメリットがある。そして何よりも24時間オンライン受付というのが、実際には一番ありがたいので、ぜひオススメしておきたい。

「経理は面倒」という気持ちは分かるが、申告ソフトがあれば、ちょっとのやる気で日常の入力作業から決算書の作成までがスムーズに進むことは間違いない。今からでも青色申告には十分間に合うので、申告ソフトを上手に活用して正しい節税を実現して欲しい。

申告ソフトは色々あるが、なかでも「やよいの青色申告13」は様々なヘルプ機能や充実のサポート機能が魅力なので、申告ソフトがはじめての人にはオススメだ。

SOHO、個人事業主の青色申告を強力にサポートしてくれる申告ソフト。「やよいの青色申告13」には分かりやすいマニュアルも添付される