岩手県と日本マイクロソフトは、個人や団体、組織等によるICT利活用の促進を通して、東日本大震災津波からの復興を進め、岩手県の地域活性化に向けて連携していくことで覚書を締結した。

岩手県では、今回の連携のもとで県内におけるICTの利活用を幅広く進め、産業の振興や、誰もが地域で安全に安心して暮らせる環境の実現、東日本大震災津波からの復興を進めていく。

具体的には今回、以下の4プログラムを岩手県と日本マイクロソフトが協働で実施する。

IT人材育成サポートプログラム
製品・サービス等に革新性を持ち、成長意欲の高い県内のITベンチャー企業及び中小IT企業、並びに情報通信を学ぶ学生を対象とした支援を実施する。

NPO基盤強化プログラム
県内のNPO及びNPO活動を支援している団体等を対象に、ICTスキルを活用した団体運営のノウハウを習得する講座及び講師となる人材を育成する講座等を実施する。

高齢者向けICT活用推進プログラム
県内の高齢者及び高齢者のICT活用を支援する団体等を対象に、ICT活用の利便性を周知するイベント及びICTスキルを習得する講座等を実施する。

教育分野人材育成プログラム
県内教職員を対象に、eラーニング形式の研修システム等を活用したICTスキル向上支援を実施する。

日本マイクロソフトは、昨年の東日本大震災津波に際し、クラウドサービスを活用して、岩手県Webサイトの安定稼働を支援するなど、連携してきたが、今回、地域活性化を目的に、復興に取り組む岩手県と協働で事業を実施していく。