日立製作所は7月23日、同社の中国における昇降機の製造・販売・サービス会社である日立電梯(中国)有限公司が2007年2月に設立した日立電梯(上海)有限公司の生産拠点を本格稼働したことを発表した。 これにより、同社の中国での生産能力は、日立電梯(中国)の大石工場、日立楼宇設備製造(天津)有限公司と合わせて、年産3.5万台に拡大する。
日立製作所は1981年に中国における昇降機事業を本格的に開始して以降、2004年に広州に日立電梯亜州開発センター、2005年に天津に製造拠点を開設し、事業を拡大してきた。
今回稼働をスターとした生産拠点は、大きな需要が見込まれる華東地区の中心・上海市青浦工業園区内に位置しており、敷地面積18.5万平方メートルで、年産1万台の生産能力を有する。また、環境に配慮した生産設備として、高度な浄化処理装置により製造工程で生じる廃水を循環利用するほか、塗装工程から発生する有害物質である揮発性有機化合物(VOC)の吸着装置を導入している。
同社は広州に次いで、中国では2ヵ所目となる研究開発センターを併設しているほか、2010年には中国一の高さとな172.6mの試験塔も完成予定で、中国においてエレベーターの高速化に対応した機種の拡大に向けて開発を進めていく。