フルズーム機能に対応した「Gran Paradiso α7」

Mozilla Foundationは3日(米国時間)、Firefox 3.0の開発者向けビルド第7版「Gran Paradiso α7」を公開した。対応プラットフォームはWindowsとMac OS X、Linuxの3種。Mac OS X 10.3(Panther)のサポートは廃止され、Mac OS Xで利用する場合はバージョン10.4(Tiger)以降のシステムが必要となる。

Gran Paradisoは、Firefoxの次期バージョン(v3.0)の開発途上版。今回のリリースでは、画像に埋め込まれたカラープロファイルに従い色を再現する「カラーマネジメント機能」と、画面を任意の倍率に拡大/縮小する「フルズーム機能」が新たに実装された。デフォルトの履歴情報保存期間が9日間から180日間に変更されるなど、挙動に関する変更も施されている。Mac OS X版では、コンテキストメニューやクリップボードの動作に関する不具合の多くが修正されている。

現在の段階では、フルズーム機能のユーザインタフェースは実装されていない。この機能をGran Paradiso α7で利用する場合、有志ユーザが提供するプラグインをインストールして設定を変更する必要がある。Mozillaの開発者向けサイトでは、ユーザインタフェースを追加するいくつかのxpiファイルが公開されている。