不動産鑑定士とは、不動産の評価を鑑定する法律に基づいて制定された国家資格です。
- 費用を抑えつつ短期間で学習できるか
- 受講内容や短答式・論文式対策が整っているか
- サポート体制の充実
今回はこれら3つの観点を中心に、不動産鑑定士の資格取得におすすめの通信講座をピックアップしました。
不動産鑑定士に関する通信講座を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
不動産鑑定士のおすすめ通信講座ランキング
通信講座 | 料金(税込) | 受講期間 | 合格率 |
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TAC |
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2年 | 2022年の合格者数:93名 |
LEC東京リーガルマインド | 【2024年合格目標・短答+論文基礎コース】
【2024年合格目標・短答+論文フルコース】
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どちらも1年 | 非公開 |
TACの通信講座・特徴
通信講座名/料金 |
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テキスト |
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eラーニング |
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サポート体制 |
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合格率 |
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キャンペーン |
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TACの通信講座には、初心者でも無理なく学習できるカリキュラムが整っています。
2年間かけてじっくり学習できるカリキュラムは、初学者向けに作成されています。
2023年の短答式試験、2024年論文式試験に合わせて学習が可能です。
そのため、初学者でも一歩ずつ合格を目指せるでしょう。
万が一、2023年の短答式試験の結果が残念だった場合、2024年の短答式対策を無料で受講できます。
論文式試験で出題される3科目(民法・経済学・会計学)の中から、1科目だけ選択すると、1年先取りで学習が可能です。
1年目に1科目分の基礎知識を学習すれば、2年目の学習に無理なく取り組めるでしょう。
基礎・演習で分けられているテキストでは、初学者でもインプットできる工夫が満載です。
専門用語は、分かりやすく噛み砕いて解説しています。
分かりづらい部分は図解を活用しているため、スムーズにインプットできます。
テキストだけでは分かりづらい部分を詳しく解説している講義動画は、マルチデバイスで視聴が可能です。
倍速機能を利用できるため、知識の再確認やスキマ時間の学習に活用できるでしょう。
毎年、多くの受講者から大好評の「短答特効ゼミ」は、1年目のカリキュラムに標準装備されています。
行政法規と鑑定理論の知識を磨き上げ、短答式試験の一発合格に向けて対策できるのが魅力です。
学習中に分からないことがあれば、メールで何回でも質問が可能です。
疑問をそのままにしないためにも、すぐに質問しましょう。
また、オンラインホームルームを随時開催し、質疑応答コーナーで質問ができます。
疑問点の解消とともに、学習効率のアップをサポートしてくれるので、励みになるでしょう。
全国にある校舎の自習室を無料で利用できます。
事前に空き状況を確認する必要があるものの、空きがあればすぐに来校できるので、おすすめです。
LEC東京リーガルマインドの通信講座・特徴
通信講座名/料金 | 【2024年合格目標・短答+論文基礎コース】
【2024年合格目標・短答+論文フルコース】
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テキスト |
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eラーニング |
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サポート体制 |
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合格率 |
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キャンペーン |
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LEC東京リーガルマインドの通信講座には、短答式が主軸のコースと短答式と論文式を同時に学習できるコースがあります。
短答+論文基礎コースは、短答合格を主軸に論文の基礎知識をバランス良く学習できるカリキュラムが整っています。
短答+論文フルコースでは、短答式と論文式を同時に学習し、一発合格を目指せるのが特徴です。
初学者でも無理なくインプットできるテキストは、講師が試験合格を第一に考えて作成されています。
短答式では、試験の出題年度と問題番号を掲載しています。
難しい用語は「言葉の意味」で解説されており、細かい工夫が満載です。
論文式だと、事例形式の問題には事例図を表記して分かりやすく解説しています。
また、問題の重要度を4段階で表示しているので、重点的に学習できます。
知識をアウトプットできる過去問題集では、重要度別で分けられているのがポイントです。
問題の横に星印を掲載しており、3段階で重要度を把握できます。
重要度を参考に重点的にアウトプットすれば、知識の定着に役立つでしょう。
合格基礎テキストとリンクしているので、復習しやすいのが特徴です。
論文試験対策の「こう書け!」シリーズでは、押さえたい論点を試験ですぐに解答できるように工夫されています。
事例形式の問題は、事例図を表記して分かりやすさを重視しています。
注意点はコメントで解説しているため、重要点を見落としません。
学習中の息抜きとして、語り口調のコラムがあり、豆知識をインプットできます。
スキマ時間に活用できる講義動画は、スマートフォン・タブレット・パソコンで視聴可能です。
倍速機能付きなので、復習に活用できるのがポイントです。
学習中に講師へ質問したい場合は、メールで質問できます。
何回でも質問できるため、苦手の克服に役立つでしょう。
初回講義に限り、LECリーガルマインドの公式YouTubeで配信しています。
事前登録等は不要なので、授業の流れを知りたい方は、一度視聴してみてはいかがでしょうか。
TACとLECの合格比率
通信講座で不動産鑑定士を学習できるのはTACとLECのみです。
どうせチャレンジするなら、試験の一発合格を目指したくありませんか。
TACの2022年論文式試験合格者を見てみると、受講者130名中93名と数多くの合格者を輩出しています。
また、2011年〜2022年の過去12年間だと、72.4%と圧倒的な合格実績を獲得しています。
LECリーガルマインドでは、合格者の公表はされていません。
しかし、合格を第一に考えたカリキュラムで、初学者でも無理なく学習できるカリキュラムが整っています。
そのため、カリキュラムに沿って繰り返し学習すれば、合格への道は開けるでしょう。
TACとLECで受講するメリット
TACとLECで不動産鑑定士講座を受講すると、下記のメリットがあります。
- 最新の試験傾向に合わせた学習ができる
- 不動産鑑定士に必要な情報がカリキュラムに組み込まれている
- 過去問題集で重点的にアウトプットできる
- 講師に質問できる
このように、最新の試験傾向に合わせたカリキュラムで学習できるのが最大のメリットです。
重要ポイントを押さえたテキストや過去問集でインプット・アウトプットを繰り返せば、効率よく学習できます。
また、疑問点はすぐに質問できるため、利点を伸ばし弱点を克服できるでしょう。
TACとLECで受講するデメリット
TACとLECで不動産鑑定士講座を受講すると、下記のメリットが生じる場合があります。
- 費用がかかる
- 学習期間が年単位
通信講座で学習するとまとまった費用が必要であり、学習期間は年単位となります。
しかし、費用は分割払いが可能で、無理なく支払えるため安心です。
また、TACは1年、LECは2年と期間が定められています。
試験傾向に絞り、計画的なカリキュラムが組まれているため、無駄なく学習できるでしょう。
失敗しない不動産鑑定士通信講座の選び方
不動産鑑定士の通信講座は、20〜50万円と膨大な費用がかかります。
試験の一発合格を目指すためにも、通信講座選びは重要です。
通信講座を選ぶ3つの重要ポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
学習スタイルやカリキュラム
不動産鑑定士の通信講座を選ぶ場合は、学習スタイルとカリキュラムの内容を確認しましょう。
不動産鑑定士の試験は、短答式と論文式の2科目があります。
そのため、短答式と論文式で分けられているカリキュラムがおすすめです。
それぞれの試験傾向に合わせたテキストや問題集、分かりやすい講義動画だと、スムーズに学習を進められるでしょう。
また、短答式試験の約半年後に論文式試験が開催されるため、初めは短答式を集中的に学習すると良いでしょう。
短答式の知識を集中的にインプット・アウトプットすれば、試験に必要な知識だけを取得できます。
短答式試験後に、論文式をじっくり学習すれば、一発合格も夢ではありません。
フォロー体制
不動産鑑定士は、専門用語や法改正などさまざまな知識をインプットしなければなりません。
講師にいつでも質問できる体制が整っていれば、専門用語などスムーズに理解できるでしょう。
どちらの通信講座もメールで質問できるため、疑問点をピックアップしてメールで送信することをおすすめします。
試験の合格率
不動産鑑定士の通信講座を選ぶ方法の一つとして、試験の合格率を確認しましょう。
不動産鑑定士は、短答式と論文式の2科目を学習します。
そのため、学習する量が膨大であり、2科目ごとに試験を受けなければなりません。
2科目の一発合格を目指すためにも、事前に合格率を確認しましょう。
不動産鑑定士は独学でも合格できる?
不動産鑑定士は、独学でも知識を取得できます。
宅建より少し難しいため、1年程じっくり学習すれば合格を望めるでしょう。
教材は書店やインターネットで購入し、YouTubeを活用すると効率的に学習できます。
また、TAC出版のテキストが5,000円(税込)〜で販売されているのでおすすめです。
しかし、教材選びや疑問点を調べる手間を考えると、時間と手間がかかります。
無駄なく学習するためにも、通信講座の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
不動産鑑定士と似ている・関連する資格
資格 | 受験資格 | 合格率(令和4年度) |
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土地家屋調査士 |
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公認会計士 |
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司法書士 |
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不動産鑑定士と似ている資格をピックアップしました。
土地家屋調査士は、土地や建物の状況を調査する資格です。
不動産鑑定士と併用すれば、不動産業務を効率的に取り組めるでしょう。
公認会計士は企業の財務を調査、司法書士は行政へ必要な書類を提出する知識を取得します。
不動産鑑定士は土地に関わる税金や法律の相談を受ける場合があるため、不動産業務に多く関係します。
すべての資格は受験資格がないため、気軽に挑戦できるでしょう。
まとめ
通信講座 | コース名/料金(税込) | 受講期間 | 合格率 |
---|---|---|---|
TAC |
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2年 | 2022年の合格者数:93名 |
LEC東京リーガルマインド | 【2024年合格目標・短答+論文基礎コース】
【2024年合格目標・短答+論文フルコース】
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どちらも1年 | 非公開 |
不動産鑑定士でおすすめの通信講座をご紹介しました。
不動産鑑定士は、年齢や職歴など関係なく誰でもチャレンジできます。
また、不動産会社への就職はもちろん、将来独立が可能です。
生涯活用できる国家資格なので、通信講座を利用して一発合格を目指しましょう。