ディーラー車検とは、トヨタ、ホンダ、日産といった大手自動車メーカーの自動車販売店で行う車検のことです。
有名自動車メーカーの車検ですので、車の専門知識が高く安心感があるというイメージがある反面、どうしても車検費用が高くなってしまうケースが多いのも事実。今まさにディーラー車検を検討している方で不安に感じている方も少なく無いでしょう。
そこで本記事は、ディーラー車検のメリットやデメリット、具体的な特徴や車検費用相場を詳しく解説し、実際のところどうなの?という部分に迫っていきたいと思います!
これからディーラー車検を受けようと考えている方は、お得に車検を受けるポイントもまとめてみましたのでぜひ参考にしてください!
ディーラー車検の6つのメリット
新車を購入したディーラーでこれから車検を受けようと考えている方で、「車を買ったお店だから」という理由でなんとなくディーラーに車検を依頼する方もいるのではないでしょうか。
そこで、ディーラー車検はどんなメリットがあるのかを詳しくご紹介していきますので、内容を理解した上で車検業者選びの参考にしてみてください!
メリット1. 質の高い整備が保証されている!
一般的な車検業者はあくまで必要最低限の整備を行い、法令で決められた車の安全項目をクリアするだけという場合が多いですが、ディーラー車検は最低限の点検項目に加え、多くのきめ細かい点検整備を行います。
車の安全性、快適な走行性を向上させるための車検を行うので、一般業者と比較すると車の故障やトラブルを回避しやすくなる傾向があります!
メリット2. 純正部品での交換なので安心!
ディーラー車検の際に、パーツ交換が発生した場合は安心のメーカー純正部品を使用します。純正部品は破損や劣化に強いと言われているので、こちらも安心して車に乗れる大きな要素と言えます!
メリット3. メーカー車の知識が豊富な整備士による点検
ディーラー車検の点検・整備を行うエンジニアは、各自動車メーカーの検定やライセンス制度をクリアした優秀なメーカー専属スタッフですのでより安心感があります!
車検のみならず、普段のメンテナンスや故障時の対応など幅広く対応してくれ相談にも気軽に乗ってくれます。車のことで確認したいことがあるときは、積極的に相談してみましょう!
メリット4. メーカー保証、アフターサポートが充実している
ディーラーの大きな特徴として、新車購入時にメーカー保証に加入すれば24ヶ月点検や車検時の部品交換がサービスになるケースが多いです。
また、アフターサポートも充実しており、車検直後に車の故障やトラブルが発生してしまっても無料で追加整備を行ってくれるので安心が違いますね。
メリット5. ディーラーならではの特典が受けられる
一般業者で車検を受けた場合、ティッシュBOXやガソリンクーポンといったさまざまな特典がついてくるケースが多いですが、ディーラー車検の場合は次回新車購入時の値引きや下取り額UPといったことに繋がるケースが多いようです。
次回も同じメーカーで車を購入しようと考えている方におすすめです!
メリット6. 予備整備も可能
ディーラーで決められた点検・整備項目に加え、自分から「この部分が気になるから、更に入念に整備をしてほしい」といったリクエストをすることも可能です。
当然追加の費用が発生してしまいますが、できるだけ車を長く乗りたいと思っている方は検討してみてはいかがでしょうか。
ディーラー車検のデメリットは?知らないと損することも!
ここまでディーラー車検のメリットをご紹介してきましたが、当然デメリットもありますので紹介していきます!ディーラー車検のメリット・デメリット両方を理解することで、より自分に適している車検業者が見えてくると思います。
何も知らずに車検を受けて損をしてしまう方も多いので、しっかりと内容を理解した上で車検業者選びをしていきましょう!
車検費用が高くなってしまう傾向がある
先ほど説明した通り、ディーラー車検は優秀なエンジニアによって高品質な車検を行う、純正部品を使うという質の高いサービスを提供しています。
サービスの質が高ければ、必然的に車検費用も高くなってしまうというデメリットが発生してしまうことを理解しておきましょう!
車検にかかる時間が他業者と比較すると長い
メリットで説明したとおり、ディーラー車検は最低限の整備に加えより多くの整備を行います。民間車検業者は最低限の車検を行うことが多いため、比較してしまうとどうしても車検にかかる時間が長くなってしまう傾向があります。
もちろん車の状態によって車検の時間は大幅に変わるので、見積もりの際におおよその車検時間の確認をすることをおすすめします!
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ディーラー車検の費用相場
車種や車の状態によって費用は大きく変わりますが、ディーラー車検の車検基本料金の相場は約35,000〜100,000円と言われています!
ここでまず理解しておきたいのが、車検費用は国が定めた「法定費用」と業者ごとに定める「車検基本料」の2つから成り立つということです。
法定費用は重量税、自賠責保険、印紙代の3項目の合計金額となり、こちらはどの業者で車検を行う場合でも必ず必要な費用となります。
一方車検基本料は業者毎に自由に金額を設定出来る項目となり、これによって車検費用が高い業者と安い業者の差が生まれます。
- 法定費用:国によって定められた最低限かかる費用
- 基本車検料:各店舗に任されたその他の費用
分類 | 項目名 | 詳細 |
法定費用 (一律) |
自動車重量税 | 車両重量の増加に応じて課される税金。 自家用乗用車、軽自動車を問わず、新車購入時の初回登録時および継続車検時に、 次回の車検までの3年ないし2年間の税額をまとめて納める。 |
自賠責保険料 | 車の所有者が必ず加入しなければならない保険。 加入後に交付される「自賠責保険証明書」は、運転時に携帯する義務が課されている。 |
|
印紙代 | 検査費用や車検証の発行手数料を支払うための印紙と証紙の代金。 印紙は国に、証紙は地方自治体に支払った税金や手数料を納めたことを証明する証票のこと。 |
|
車検基本料 (車検店舗によって異なる) |
点検手数料 | 名称は各お店によって異なるが、車検の点検料金のこと。 依頼するお店や内容によって料金も変動する。 |
その他諸費用 | 車検に係る書類作成代や整備以外のテスター使用料など。 依頼するお店によって異なる。 |
車検費用についてもっと詳しく知りたい方は【車検費用の相場は?費用の内訳や安く抑えるコツを徹底解説!】をご覧ください!
では、実際の車種毎の費用相場をご紹介していきます!
軽自動車の費用一例
自動車重量税:6,600円
自賠責保険料:19,730円
印紙代:1,500円
車検基本料金:約43,000円
車検費用合計:71,000円前後〜
小型車の費用一例
自動車重量税:16,400円
自賠責保険料:20,010円
印紙代:1,600円
車検基本料金:約44,000円
車検費用合計:82,000円前後〜
中型車の費用一例
自動車重量税:24,600円
自賠責保険料:20,010円
印紙代:1,600円
車検基本料金:約44,000円
車検費用合計:95,000円前後〜
大型車の費用一例
自動車重量税:32,800円
自賠責保険料:20,010円
印紙代:1,600円
車検基本料金:約50,000円
車検費用合計:104,000円前後〜
商用車の費用一例
自動車重量税:32,800円
自賠責保険料:20,010円
印紙代:1,600円
車検基本料金:約22,000円
車検費用合計:76,000円前後〜
ネットで車検費用の相場を検索してみるとざっくり書かれていることが多いですが、実際はこのように業者毎で大きく費用が異なります。
しかし、これもあくまで最低限の費用で収まった場合の価格になります。追加の整備などがあれば当然もっと高くなります。車検は車の状態や業者によって料金が大きく変わりますので、こうした相場はあくまで参考程度と捉え、しっかり見積もりを行ってください。
ディーラー車検と民間車検業者、ユーザー車検の特徴の違いは?
車検はディーラーの他にも民間の車検業者に依頼する方法やユーザー自身で車検を行う方法があります!ディーラー車検、民間車検業者、ユーザー車検では、
- 車検費用
- 車検にかかる時間
- 車検の品質
の3つが大きく異なります!民間車検業者、ユーザー車検の詳しい特徴を紹介していきますので車検業者選びの参考にしてみてください!
民間車検業者の特徴
民間車検業者に分類される車検業者は主に「車検専門店」「ガソリンスタンド」「カー用品店」などが挙げられます!この民間車検業者の大きな特徴は、車検基本料金を低価格に抑え、車検の合計費用を安くしていることです。
車検基本料金を安くできている理由として、あくまで最低限の点検のみで車検を通していることが挙げられます。また、交換パーツも純正ではなく安価な代替部品を使用していることが低価格な車検費用に繋がっていると言えるでしょう!
以下に各民間車検業者の車検費用相場を紹介していきますので参考程度に確認してみてください!
民間車検業者の車検費用相場 | ||
主な業者 | 最安値 | |
車検専門店 | コバック、車検館、ホリデー車検など | 32,550円〜 |
ガソリンスタンド | エネオス、コスモ、出光など | 28,830円〜 |
カー用品店 | オートバックス、イエローハットなど | 37,507円〜 |
また、店舗による違いや混雑状況によって異なりますが、車検にかかる時間が短いことも特徴の一つです!これも費用と同じように、最低限の点検のみを行うことが作業時間が大幅に短縮されている理由になり、中には1時間程度で作業が終わる業者もあります!
当然、車の状態が悪く修理や部品交換が多くなってしまうと車検費用が高くなってしまったり、車検にかかる時間が長くなってしまうということを念頭に置いておきましょう!
ユーザー車検の特徴
ユーザー車検とはユーザー自ら運輸支局に出向いて点検や整備を行う車検になります。
ユーザー車検を行う最大のメリットは車検基本料がかからないと言うことです。その為費用を安く抑えたい方を中心に徐々に利用者が増えてきました。
しかし、予備知識やしっかりとした準備が必要な上に、全て自分で点検しなくてはいけないので、莫大な労力と時間がかかります。車の整備についての知識が少ない方は車検業者に任せることをおすすめします!
ディーラー車検を安く受ける方法はある?6つのコツをご紹介!
先述したとおり、法定費用はどの業者でも一律で発生する費用なので変動はありません。しかし、車検基本料金や追加料金の部分はポイントを押さえることで安く済ませる可能性があります!
- 3月、9月の決算月に車検を受ける
- 月末も狙い目の車検タイミング
- 日頃からの車のメンテナンスを怠らない
- 交換不要のパーツはないのか確認する
- 車検費用だけでなく、特典サービスもお得
- 思い切って他の車検業者に依頼する
今挙げたディーラー車検を安く済ませる6つのコツを一つずつ詳しくご紹介していきますので車検を受ける際にはぜひ参考にしてみてくださいね!
3月、9月の決算月に車検を受ける
ディーラーでは3月、9月に決算月を設定しているケースが多く、少しでも売り上げを伸ばそうとキャンペーンを行っていることがあります!
そのタイミングでは売り上げ目標を達成するために1件でも多くの車検を受けようとディーラーは必死になります。つまり、値引き交渉の絶好のチャンスと言えます!
もちろん、3月、9月のタイミングで車検を受ける方に限定されてしまいますので注意してください。
月末も狙い目の車検タイミング
車検が3月、9月のタイミングではない人でも、月末を狙って車検を受けるのも値引きのチャンスです!
ディーラーは各月でも売り上げ目標を設定しており、月末は目標を達成しようと奮闘している場合があります。そのタイミングを狙って値引き交渉をしてみましょう!
日頃からの車のメンテナンスを怠らない
車の状態が悪い場合は車検の際にパーツの修理や交換費用が発生し、どうしても車検費用が高くなってしまいます!
走行に影響の多い足廻りやエンジン関係のパーツ交換の場合は数万円費用が上乗せされてしまうケースも。
そのようなことにならないよう、日々の洗車やオイル交換をまめに行い愛車を良い状態で車検に出せるよう定期的なメンテナンスを行いましょう!
交換不要のパーツはないのか確認する
車検見積もりを行う際に、交換部品の確認を行うことが非常に大事です。
ワイパーゴムやオイル交換、ボディコーティング等を日頃から行っている車の車検の見積もりに、これらの部品交換が含まれている場合は不要と言えますよね!
このように本当に交換が必要なのかを判断することが車検費用を安くすることに繋がります。
わからない部品の交換が記載されていたら必ず担当者へ問い合わせてみましょう!
車検費用だけでなく、特典サービスもお得
車検費用の値引きだけではなく、クーポンや付帯サービスの特典を受け取ることでもお得になると言えますよね。
特にディーラーの場合は次回の車購入時の値引き交渉がしやすくなったり、ナビやドライブレコーダーの割引に繋がるケースが多いようです!
思い切って他の車検業者に依頼する
ディーラー車検はどうしても費用が割高になってしまう傾向があります。そこで思い切って、車検費用の安い民間車検業者に車検を依頼する方法も考えてみてください!
車を購入したディーラーではなく、一から車検業者を探すのは面倒そうだなと思うかもしれませんが、そんな方におすすめなのが楽天Car車検です!
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もちろん「低価価格」「アフターサービス」「スピード車検」「代車の有無」といったキーワードからの検索も可能になっていますので希望にあった車検業者の選択が可能な他、楽天ポイント付与等の特典が豊富なので費用を安くお得に車検を受けたい方にはメリットと言えるでしょう。
まずは楽天Car車検でお近くの車検業者の費用をご検討ください!
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ディーラー車検の流れをご紹介
ディーラー車検の流れは、
- お近くのディーラーで車検見積もりをし、車検予約
- 車検日当日、車をディーラーに持ち込み点検・整備を行ってもらう
- 検査完了後、清算と車の引き渡し
の3ステップとなります。
ディーラーへの見積もり予約はネットでも対応可能な店舗がほとんどです。
また、車検費用の支払いはクレジットやローン支払いに対応しているので安心です。
注意点として、ディーラー車検は車検に2〜3日かかってしまうケースがあるので、車検予約の際に代車の有無を確認することを忘れないようにしましょう!
ディーラー車検に関してよくある5つの質問
Q1. ディーラー車検は民間車検業者と何が違うの?
A. ディーラー車検は、他の車検業者と比較し、車検にかかる費用の差と点検・整備の質の差が異なります!
ディーラー車検は検定を受けた専属のサービスエンジニアが車検を行うため、点検・整備を細かく行うだけでなく、質が高い純正部品を使用した車検を行います。
その分費用が高くなってしまうため、初期費用をとにかく抑えたい!という方にはおすすめできません。
Q2. 車検を受けるタイミングがわからない
A. 車検は、車検満了日の前に済ませる必要がありますので、最初に、自分の新車の車検がいつ受けなければならないのかをしっかりと把握しましょう!
車検満了日の1か月前あたりから受けるのが最適です。車検の時期になると車を購入した販売店から車検のお知らせがくるケースが多いですが、誤って車検を忘れてしまうと車検切れになってしまう恐れがあるので事前確認が重要になります!
車検満了日は車検標章(フロントガラス中央にある四角いステッカー)や車検証から確認が可能です!
Q3. ディーラー車検のメリットは?
A. 検定、ライセンスを修了した優秀な専門整備士による点検、純正部品を使ったパーツ交換、点検項目の多さという点が民間車検業者と異なり、高品質な車検を受けられるという大きなメリットがあります!
アフターサービスも充実しているので、車検後のトラブルにもスムーズに対応してくれますのでとにかく安心して車検を任せられます!
Q4. ディーラー車検のデメリットは?
A. 点検項目の多さ、純正部品を使用したパーツ交換という理由から車検費用がかさんでしまうことと、車検にかかる時間が長くなってしまうことが挙げられます!
Q5. ディーラー車検の費用を安くするコツは?
3月、9月の決算月や月末は値引き交渉がしやすい時期なのでおすすめです!
また、修理やパーツ交換といった余計な出費をできるだけ少なくするために日頃からの洗車やオイル交換といったメンテナンスを怠らないようにしましょう!
まとめ
ディーラー車検について解説してきましたがいかがでしたか?
ディーラ車検はいつでも高品質な車検サービスが受けられる点に加え、専属のサービスエンジニアによる点検、純正部品を使ったパーツ交換等の車を安全・安心に乗るための車検に特化していることがわかったかと思います!
どうしても費用が高くなってしまうイメージがありますが、アフターサービスの充実感や故障のリスクを下げられるという点ではお得感も感じられます。
また選択肢をその他の車検業車に向けてみるのもおすすめです!車検業者は複数あるので、よりあなたに取って最適な業者を見つかれるかも知れません!
楽天Car車検であれば複数の業者の中から簡単に最寄りの車検業者を見つけることができ、料金や評判などを比較検討することができるのでとてもおすすめです!
最後までみていただきありがとうございました!
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本当に!?車検をやめて「車を高く売る」ほうが得なの?
はい、正解のこともあります!車検前は、車を高く売る最後のチャンスです。車検費用が高額なら、この機会に車を高く売ることを検討してはどうでしょうか?車検が近い時期は、車を高く売って新車買い替えの軍資金を手にするチャンスです!当然ながら、【車検が切れる前の時期が買取価格は最大になります!】
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