通信講座

ユーキャンの中小企業診断士講座の口コミ・評判は?休講前の合格率やおすすめ通信講座を紹介

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ユーキャンといえば通信講座の大手として有名です。

趣味の講座だけでなくさまざまな資格取得のための講座も準備されており、ユーキャンの通信講座で資格のための勉強を始めようと考えている人も多いでしょう。

ユーキャンの資格講座は主要なものをほとんど網羅しています。

しかし「中小企業診断士」の通信講座の案内は、公式サイトを確認しても見つかりませんでした。

今回調査したところ、ユーキャンの中小企業診断士養成講座は休講中ということがわかりました。

ここでは「ユーキャンの中小企業診断士養成講座」の現状と対応策について、詳しく解説します。

ユーキャンの中小企業診断士講座の評判や特徴をお伝えしつつ、おすすめの中小企業診断士 通信講座を紹介いたします。

費用を抑えたい場合はスタディングが、手厚いサポートを受けながら学習を進めたい場合は資格の大原の中小企業診断士講座がおすすめです。

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  1. ユーキャンの通信講座は休講中
  2. 休講前の「ユーキャンの中小企業診断士 養成課程」の特徴
    1. ユーキャンの中小企業診断士講座のメリット
    2. ユーキャンの中小企業診断士講座のデメリット
    3. 休講前の「ユーキャンの中小企業診断士 養成課程」の口コミ・評判
  3. 中小企業診断士の勉強法
    1. 中小企業診断士の独学は可能か?
    2. 中小企業診断士は通信講座で勉強できる
    3. 中小企業診断士は予備校で勉強できる
  4. 中小企業診断士合格のために必要な時間
    1. 中小企業診断士を独学する場合の勉強時間
    2. 中小企業診断士を通信講座で勉強する場合の勉強時間
    3. 中小企業診断士を予備校で勉強する場合の勉強時間
  5. 中小企業診断士の取得に必要な費用
    1. 中小企業診断士を独学で取得する費用
    2. 中小企業診断士を通信講座で取得する費用
    3. 中小企業診断士を予備校で取得する費用
  6. おすすめの中小企業診断士の通信講座・予備校
    1. スタディングの中小企業診断士講座
    2. クレアールの中小企業診断士講座
    3. アガルートアカデミーの中小企業診断士試験講座
    4. フォーサイトの中小企業診断士通信講座
    5. 診断士ゼミナールの中小企業診断士合格講座
    6. 資格の学校TACの中小企業診断士講座
    7. LEC東京リーガルマインドの中小企業診断士講座
    8. 資格の大原の中小企業診断士講座
  7. そもそも中小企業診断士とは?
    1. 中小企業診断士はどのような資格?
    2. 中小企業診断士の難易度
    3. 中小企業診断士の資格取得で人生変わる?
    4. 中小企業診断士の年収
    5. 中小企業診断士の資格がなくなるって本当?
  8. 中小企業診断士の試験概要
    1. 【2024年】第一次試験の概要
    2. 【2024年】第二次試験の概要
  9. 中小企業診断士に関するよくある質問
    1. 中小企業診断士試験の何が難しい?
    2. 中小企業診断士を独学で合格するまでにかかる勉強時間は?
    3. 中小企業診断士の簿記は何級レベル?
    4. MBA取得と中小企業診断士の資格取得とどちらが良いか?
    5. 中小企業診断士の資格は何の役に立つか?
  10. ユーキャンの中小企業診断士講座:まとめ

ユーキャンの通信講座は休講中

引用元:ユーキャンHP(休講前)

コース 本科・科目別6コース(「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」「経済学・経済政策」「経営情報システム」「経営法務」)
特徴 初心者にもわかりやすい、無理なく学習ができるカリキュラム
標準学習期間 本科14ヶ月
料金 98,000円(本科の場合)
サポート 添削10回(本科のみ)

14ヵ月を過ぎても、翌年あるいは翌々年(受講開始月による)の二次口述試験(12月)まで、添削や質問指導など必要なサービスはすべて受講可能

(引用元:ユーキャンHP・休講前の情報)

2024年4月時点では、ユーキャンの中小企業診断士養成講座は休講中です。

残念ながらユーキャンの公式サイトでも、中小企業診断士講座の情報は、再開の予定も含めて確認することができませんでした。

なお、ユーキャンの中小企業診断士養成講座は、休講するまで30年以上の開講実績を誇っていた、伝統のある講座です。

この記事では、休講前のユーキャンの中小企業診断士養成講座の特徴を紹介し、2024年3月時点で開講しているおすすめの中小企業診断士の講座と共に紹介します。

ユーキャンの講座がどのようなものだったのかの特徴を押さえた上で、自分に合っている通信講座選びの参考にしてください。

現在開講中の中小企業診断士の通信講座について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

中小企業診断士 おすすめ通信講座の記事はこちら

休講前の「ユーキャンの中小企業診断士 養成課程」の特徴

引用元:ユーキャンHP(休講前)

休講前のユーキャンの中小企業診断士養成講座の最大のメリットは「わかりやすさ」で、初学者でも安心して取り組めるカリキュラムになっていました。

一方で「教材が大きく分厚くて、通勤の際持ち運んでの勉強が難しい」「視聴覚教材が用意されていない」といったデメリットも伝えられています。

結論としてユーキャンの中小企業診断士養成講座は、いくつかの不便な点が伝えられているものの、全体としては他の同種の通信講座と遜色のない講座であったといえます。

ユーキャンの中小企業診断士講座のメリット

ユーキャンの中小企業診断士養成講座には、次のようなメリットがありました。

まず、以下の通り、テキストがわかりやすいことです。

ユーキャンの中小企業診断士講座のテキストは、全部で6冊。科目別になっていて、企業経営のしくみを体系的に学べるよう、学習順序にも工夫がされています。
中小企業診断士に関する学習経験がなくても、まったく問題ありません!

(引用元:ユーキャンHPの中小企業診断士の案内・休講前の情報)

上記の引用が示しているのは、テキストは試験の範囲を体系的にまとめていて、初学者でも理解できる内容であったということです。

次に、個別添削が丁寧で二次試験対策にも対応できることもメリットの一つです。

一次試験対策6回・二次試験対策2回・実力確認に役立つ修了課題2回、計10回の添削指導で実力養成!
あなたから提出された解答は詳細に分析し、的確なアドバイスを加えてお返しします。
二次の記述試験対策は、講師の丁寧な赤ペン添削でご指導。着実に合格レベルに近付きます。

(引用元:ユーキャンHPの中小企業診断士の案内・休講前の情報)

上記の案内より添削指導が全部で10回もあったことや、特に二次の記述試験対策は講師が赤ペンで答案に直接アドバイスを書き込むシステムであったことがわかります。

そして最後に挙げられるのは、添削指導の際に丁寧にサポートしてくれる、経験豊富な講師の存在です。

テキストさえしっかりしたものをもらえば、あとは自分がどう頑張るかだと思っていました。でも実際には、教材よりも嬉しかったのが添削指導の先生の存在でした。
「このままだったらいけますよ、この調子で頑張ってください」「この正解の感じは素晴らしいです」といったコメントを毎回くださったのが、どんなに励みになったかわかりません。
ひとりで頑張らなければならない環境の中、よき伴走者が寄り添ってくれている感じでしたね。

(引用元:ユーキャンHPの中小企業診断士の受講生の声・休講前の情報)

上記の情報より、添削する講師の質が高く、受講者のモチベーション向上にも役立つ的確なアドバイスを与えていたことがわかります。

以上よりわかるのは、ユーキャンの中小企業診断士養成講座には、テキストの完成度が高くてわかりやすく、講師が優秀で添削指導も充実していたということです。

ユーキャンの中小企業診断士講座のデメリット

一方、ユーキャンの中小企業診断士養成講座には、次のようなデメリットがあったこともわかりました。

まずテキストが分厚すぎるという点です。

またユーキャンの中小企業診断士養成講座には、ビデオ教材はもちろん音声教材も付属していなかったことも、デメリットの一つといえるでしょう。

それらに加えて、厚生労働省の教育訓練給付制度の対象講座ではない点も挙げられます。

この制度が利用できると、受講修了後にハローワークから受講費用の2割の給付金を受け取れます。しかしユーキャンの中小企業講座は、その対象になっていませんでした。

以上、ユーキャンの中小企業診断士養成講座は「教材が重く、音声の形で利用ができない」という点で、問題があったようです。

休講前の「ユーキャンの中小企業診断士 養成課程」の口コミ・評判

休講前のユーキャンの中小企業診断士講座の口コミのいくつかを、Twitterより紹介します。

これらのツイートからわかるのはまず「テキストがわかりやすい」というメリットです。

一方で「テキストが大きくて分厚い」「ビデオ教材が含まれていない」といったデメリットもツイートからわかります。

「教材が到着してそのボリュームにびっくりした」「通勤電車の中で勉強するためにテキストがもっと小ぶりな方がよかった」などのコメントも目立ちます。

教材のボリュームや分量の多さがかなりのインパクトを与えたのでしょう。

また、音声教材やビデオ教材が付属していない点に関してのコメントが多いです。

上記の点がユーキャンの中小企業診断士養成講座の最も重要な問題点であったのでしょう。

一方で、「ユーキャンの講座を利用して無事に中小企業診断士試験に合格した」というツイートも、もちろんあります。

ユーキャンの中小企業診断士養成講座の品質は、他社の同種の講座に負けないものだったことも、これらのツイートからうかがえます。

現在開講中の中小企業診断士の通信講座は以下の記事にて解説しています。

中小企業診断士 おすすめ通信講座の記事はこちら

中小企業診断士の勉強法

中小企業診断士は下表の通り、例年4~8%程度しか合格しない難関資格です。

一次試験 二次試験 最終合格率
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2018
(平成30)
13,773 3,236 23.5% 4,812 905 18.8% 23.5×18.8=4.4%
2019
(令和元)
14,691 4,444 30.2% 5,954 1,088 18.3% 30.2×18.3=5.5%
2020
(令和2)
11,785 5,005 42.5% 6,388 1,174 18.4% 42.5×18.4=7.8%
2021
(令和3)
16,057 5,839 36.4% 8,757 1,600 18.3% 36.4×18.3=6.7%
2022
(令和4)
17,345 5,019 28.9% 8,712 1,625 18.7% 28.9×18.7=5.4%
2023
(令和5)
18,621 5,521 29.6% 8,241 1,555 18.9% 29.6×18.9=5.6%
平均 32.3% 18.5% 32.3×18.5=6.0%

注:受験者数は、欠席した科目が一つもない者の人数。

(中小企業診断協会の公式資料をもとに計算)

難易度の高い資格の一つであるため、効率的に中小企業診断士の資格を取得するためには、資格予備校に通ったり、通信講座を受講しながら勉強することをおすすめします。

中小企業診断士の独学は可能か?

中小企業診断士試験を通信講座や資格予備校の力に頼らずに、独学で乗り切ることに関して、中小企業診断士などの講座を展開するアガルートアカデミーのHPには、以下のような記述があります。

中小企業診断士試験に独学で合格することが可能かについては、結論としては、「不可能ではないが難しい」です。

中小企業診断士試験において毎年、独学で一次試験7科目合格、二次試験合格という成績を出す方もいることは事実。

一方で、多くの受験者の方が不合格となり、多年度受験の末に挑戦を断念するケースも少なくありません。

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

上記の引用から、独学で合格する人は確かに存在するが決して多くはないということがわかります。

さらにアガルートは独学で中小企業診断士試験に合格するのが難しい理由として、次の点を挙げています。

・中小企業診断士試験の難易度は高い
膨大な勉強時間を必要とする
毎年出題傾向が変動する可能性がある

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

アガルートが示した3つの指摘のうち、勉強時間に関しては、意思やその人の努力で何とかなるかもしれません。

しかし最後の「毎年出題傾向が変動する可能性」とは、毎年問題の出題レベルに変動があり、時として特定の科目の難易度が想定以上に難しくなることがある、という意味なので、注意が必要です。

たとえ独学でも、何かの形で専門の通信教育業者や資格予備校など、その道のプロのサポートを受けた方が良いかもしれません。

なお、大手資格予備校「資格の学校TAC」では独学のメリットとデメリットを以下のように示しています。

【独学するメリット】

・コストを抑えられる
・自分のペースで進められる
・自分に合った勉強方法を選べる

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

中小企業診断士の資格を独学で取得でする最大のメリットは、費用を最小限に抑えられることです。

下記「中小企業診断士の取得に必要な費用」で示すように、通信講座を利用する場合には5万円から20万円程度、大手資格予備校の場合は30万円程度の費用がかかります。

しかしテキストと過去問題集を買って独学で勉強をする場合には、上手に選べば5万円以下ですませることも可能です。

また独学だと自分で勉強時間を決めることができるので、得意な科目は短時間ですませて、そうでない科目にはたっぷりと時間をかけるといったように、自分のペースで勉強を進められます。

【独学するデメリット】

・疑問を解決できない
・ペースを掴むまで時間がかかる
・モチベーションの維持が難しい

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

独学の場合、勉強を続けていて疑問点が生じたとしても、「何故?」と質問すると答えが返ってくる先生や、一緒に考えてくれる勉強仲間が存在しません。

もっとも、わからない問題をいったん脇に置いて勉強を続けるうちに、問題の解答が自然に分かってしまうこともあるかもしれません。

それでも参考書や問題集をひも解いて、一人だけで答えを徹底的に考え抜く能力が必要になるでしょう。

また独学の場合、自分なりの勉強方法を確立してペースをつかむまでに時間がかかったり、自分自身に甘えてしまってスケジュール管理ができなくなったり、勉強仲間がいないためモチベーションを保つのが難しくなったりすることもあるはずです。

【独学で勉強できる人の特徴】

TACは上記「独学のメリット」と「独学のデメリット」の内容を踏まえた上で、「独学が可能な人の特徴」についても紹介しています。

・情報収集が得意
・スケジュール管理が得意
・誘惑に負けない強い意志がある

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

例えば勉強を進めるに当たっても、何から始めてどういった要領で進めたらよいか、常にわかっているとは限りません。

しかし情報収集能力が高い人なら、必要な情報を取捨選択して、自分の勉強のペースを確立することができるはずです。

一般に、意思が強くてスケジュールやモチベーションの管理を独りで行うことができる人なら、独学に向いているといえます。

それに加えて過去に別の資格を取得している人なら、勉強を効率良く進めるための要領を知っているので、独学にはさらに有利でしょう。

中小企業診断士は通信講座で勉強できる

通信講座を利用して中小企業診断士の勉強をする場合、独学の場合より効率の良いカリキュラムで学習を進めることができます。

TACでは、通信講座のメリットとデメリットについて、以下のように述べています。

【通信講座のメリット】

・時間的な制約がないため、休日はもちろん、通勤時間や仕事の休み時間などのスキマ時間を活かして、いつでもどこでも自由に勉強ができる。
・予備校への通学時間が不要のため、ロス時間が少ない。
・テキストや過去問題集など、教材のクオリティーは通学講座と同程度である。
・授業でつまずいたら一時停止をして考えたり、分からないところを何度でも繰り返し視聴することができる。
・イヤホン(ヘッドホン)を付けることで、集中して授業を受けられる。

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

上記の指摘は、通信教材を使って勉強するということは、好きなときに、好きな場所で、そして好きなペースで勉強ができる、という意味です。

教材の質はプロが全力を傾注して作ったものなので、大手資格予備校の通学講座と同程度のレベルが期待できます。

通学のための余計な時間も必要ありません。

通信講座であれば、独学と資格予備校の授業との良いとこ取りをして、効率よく学習ができます。

仕事や家事の間に効率よく勉強したい人にとって、通信講座はおすすめの学習方法といえます。

【通信講座のデメリット】

・勉強時間が自由に決められるということは、自らスケジュールを組んで管理をしなくてはいけない。
・授業を聴いて疑問点が出たとき、すぐに質問することができない。
・独りでの勉強となることが多いため、モチベーション維持が問題になる。

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

この指摘は、独学で中小企業診断士の受験勉強をする場合と全く同じです。

自分のペースで勉強ができる反面、スケジュール管理が難しいのはデメリットといえるでしょう。

また、先生がすぐそばにいないため、わからないことを質問したりする際に不自由を感じる可能性があること、勉強仲間がいないためモチベーション維持も課題です。

中小企業診断士は予備校で勉強できる

資格予備校へ通って中小企業診断士の勉強をするのは、最も望ましい方法だといえます。

しかし資格予備校への通学がメリットだらけ、とは限りません。

TACでは、予備校の通学コースのメリットとデメリットについて、次のように述べています。

【通学のメリット】

予備校の通学コースで、中小企業診断士合格を目指す1つ目のメリットは、ノウハウや実績をもつ予備校に任せておけば受け身でも必要な情報を得られる点です。どの位のペースで、どのような勉強が必要なのか、講座に参加するだけで知識を得られます。疑問点が出てきた場合もすぐに講師に確認でき、試験対策に対するアドバイスもしてもらえるでしょう。教室で同じ目標を持った仲間と勉強するため、モチベーションを維持しやすいのも独学にはないメリットです。

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

資格予備校に通うメリットは、学校に通って席に座って講義を聴講するという受け身の姿勢でも、予備校の講師とスタッフが練り上げた質の高いカリキュラムを吸収することができることです。

しかも他の受講生と席を並べて勉強することによって、良きライバルや勉強仲間を作ることができます。そのためモチベーションの維持も比較的容易です。

【通学のデメリット】

通学するデメリットは、費用負担が大きくなることです。効率的に勉強を進められる代わりに、20~30万円という費用がかかってしまします。また、講義のある時間に合わせて通学をしなければならないため、交通費や移動時間を工面する必要があるでしょう。マンツーマン講義でなければ、講師は多くの生徒を一度に担当しています。 自分に合わないやり方やテキストであっても、ある程度は周りに合わせなければなりません。積極的に知識を吸収するという意識が無ければ、せっかくの通学のメリットが薄れてしまうでしょう。

(引用元:資格の学校TAC公式HP・コラム)

資格予備校に通うデメリットは、上記の指摘以外にもいくつかあります。

例えば資格予備校は、東京・大阪・名古屋など大都市を中心に存在するだけで、数もあまり多くないということです。

遠方から長時間かけて通学する必要があったり、住んでいる地域によっては適切な予備校を見つけることができない場合もあるかもしれません。

また資格予備校に通うためには、講義のためにまとまった時間を確保する必要があります。

職場の都合によっては、通いたくても通えない場合も考えられます。

中小企業診断士合格のために必要な時間

多くの通信講座や資格予備校では、中小企業診断士の試験に必要な勉強時間を約1,000時間としています。

講座名 合格に必要なおよその勉強時間
スタディング 1,000時間
アガルートアカデミー 1,000時間
資格の学校TAC 1,000時間
LEC東京リーガルマインド 800~1,000時間

(引用元:各社公式サイト)

1,000時間を科目ごとに分けると、一次試験には800時間、二次試験には200時間の勉強時間が必要なことがわかります。

一次試験の勉強時間
科目 必要な勉強時間
財務・会計 150時間
企業経営理論 130時間
運営管理 120時間
経済学・経済政策 120時間
経営情報システム 110時間
経営法務 110時間
中小企業経営・政策 60時間
合計 800時間

(引用元:資格の学校TAC公式HP)

上の表からわかるように、中小企業診断士の試験科目は広範囲にわたっています。

しかし、それぞれの科目に本当に必要な時間は、個人の学習経験や業務経験によって変化する可能性があります。

例えば財務・会計は経理部門で働いている人にはなじみ深いはずです。

また経営情報システムはSEなどIT業務の経験がある人にとって、業務で既に身につけたことがらも多く含んでいるでしょう。

学生時代の専攻によっても、理解しやすい科目とそうでない科目の差が生じます。

しかも中小企業診断士の一次試験には「科目免除制度」があり、次の理由に該当する方は受験申込時に申請することによって、特定の科目の受験が免除される制度があります。

  • 科目合格による免除(過去2年の間に一次試験の特定の科目に合格した場合)
  • 他資格等保有による免除(下表参照)科目免除

(引用元:中小企業診断協会の公式資料)

科目免除制度が利用できる科目は、当然ながら、一次試験のための準備勉強を行う必要がありません。

そのため該当する科目の勉強時間を他の苦手な科目に振り分けると、そちらをじっくりと学ぶことが可能になります。

苦手な科目には、一般にいわれている必要な勉強時間より多くの時間を割り当てて、十分な試験準備を行うべきです。

中小企業診断士試験に合格するためには一次試験の準備に必要とされる800時間を上手に割り振りする必要があります。

得意な科目は時間を短縮する代わりに不得意な科目に十分な時間を割り当てるなどして、上手に学習時間を確保しましょう。

二次試験の勉強時間
科目 必要な勉強時間
事例1~事例3 100時間
事例4 100時間
合計 200時間

(引用元:資格の学校TAC公式HP)

二次試験は一次試験のような知識量を問う多肢選択式ではなく、下記のように筆記式の事例問題で、論理的・応用的な思考力が問われます。

二次試験合格に必要な勉強時間クレアールクレアールは事例問題が出題されます。その事例問題の対策として必要な勉強時間は200~400時間と言われています。

事例問題というのは、一次試験で勉強した範囲の知識を総動員して答えを導き出す必要があり、勉強時間も十分確保する必要があります。

一次試験の対策時間と比較するとかなり短く二次試験対策は比較的容易に見えるかもしれませんがそれは勘違い。

二次試験の問題に正確に解答するためには、一次試験の知識を暗記するだけではなく、実際に応用できなければいけません。つまり一次試験の勉強時間は、ある程度二次試験対策の勉強も含まれていると考えられます。

そのうえで事例問題に慣れるために200~400時間という勉強時間が必要になりますので、相当しっかり勉強する必要があるということになります。

(引用元:フォーサイト公式HP・コラム)

二次試験の事例問題に慣れるためには、一次試験の結果がわかってから二次試験の準備勉強に取りかかるタイミングでは、当然のことながら間に合いません。

上記のフォーサイトの指摘からもわかるように、一次試験の勉強の段階から二次試験の準備もしっかりと行う必要があることがわかります。

二次試験の準備は一次試験の勉強と平行しながら、じっくりと行いましょう。

中小企業診断士を独学する場合の勉強時間

中小企業診断士を独学する場合、合格するまでに1,000時間では十分ではないかもしれません。

中小企業診断士は学ぶ範囲がとても広く、やみくもに猛勉強するだけの独りよがりな学習法では、ペースをつかむことが難しいからです。

通信教育事業者のアガルートアカデミーでは独学の場合に関して、以下のように述べています。

中小企業診断士試験を独学で取り組んだ場合、必要な勉強時間は1,000時間としていますが、これは「最低」でも1,000時間の確保が必要ということになります。一次試験は700~1,000時間です。7科目各100時間かかった場合、700時間となりますが、得意不得意科目が存在することから、一律100時間とはならないでしょう。

それでも平均して100時間の確保は必要です。

二次試験は300~400時間です。こちらも一次試験同様、75~100時間の確保が必要になってきますが、苦手科目で苦戦してしまった場合はそれ以上になるでしょう。

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

アガルートの上記の分析は、独学だと1,000時間から1,400時間(目安の1,000時間に加えて400時間ほど余分な時間が必要)の時間がかかり、受験期間が1年余計にかかる可能性を示しています。

中小企業診断士を通信講座で勉強する場合の勉強時間

中小企業診断士を通信講座で勉強する場合は、独学の場合とは異なり、それぞれの講座の中小診断士試験を知り抜いたスタッフが、最新のノウハウに基づいて作り上げた効率の良いカリキュラムを利用することが可能です。

先述の「合格するまで1,000時間」という通信講座の多くが示している条件を、信じて頑張ってみましょう。

自宅で勉強を続ける場合、学習環境を整えためにも、ぜひご自分のニーズに合った通信講座を探してみてください。

通信教育の場合、1年間で合格を目指す講座が最も多いですが、講座によっては通常より短い期間で合格することが可能なカリキュラムを組んでいる場合もあります。

例えば、フォーサイトの通信講座は最短8ヶ月の学習で合格が目指せます。

フォーサイトのHPで中小企業診断士講座の詳細をみる

中小企業診断士を予備校で勉強する場合の勉強時間

資格予備校に入って中小企業診断士の勉強をすることは、いちばん恵まれた環境で学習を続けられることを意味します。

当然、短期間の勉強で合格する確率も高いです。

大手予備校の多くが提示している「合格まで1,000時間」という条件を、通信講座の場合と同様にそのまま信じてよいと思われます。

ただし予備校を利用することで、「合格まで1,000時間の勉強」の他に、予備校への通学時間も必要です。

もし通学時間が日々の勉強やその他の日常生活の大きな負担になるなら、通信講座など、他の方法を検討した方が良いでしょう。

中小企業診断士の取得に必要な費用

中小企業診断士の資格を取得するための費用は、以下の3種類に大別できます。

項目 内容 備考

受験勉強のための費用

・独学の場合:最低43,000円
・通信講座の場合:50,000円~300,000円
・資格予備校に通う場合:約300,000円
試験を受けるための費用 ・一次試験の受験手数料14,500円

・二次試験の受験手数料17,800円

・会場への交通費など

試験合格後に必要になる費用 ・実務補習に必要な費用

・中小企業診断士都道府県協会へ新規登録するための費用

ケースによって異なる

(引用元:中小企業診断士協会の公式HP)

受験勉強のための費用、試験を受けるための費用を合計すると、7万円〜30万円程度の費用がかかります。

さらに中小企業診断士に合格した後に実務研修を受ける費用などが余分にかかることを、忘れないようにしましょう。

研修の費用は内容によって異なります。

また中小企業診断士都道府県協会へ新規登録するための費用も、都道府県によって異なるので、注意してください。

次に、独学・通信講座・通学の別に、中小企業診断士を取得するために必要な費用を示します。

中小企業診断士を独学で取得する費用

独学で受験勉強をして、ストレートで合格した場合には、通信講座や資格予備校を利用した場合より低価格で中小企業診断士の資格を取得できる可能性があります。

独学で費用を抑えるとしても、科目ごとのテキストと問題集、それに過去問題集は、最低限必要です。

独学用の一例として、TAC出版のテキスト・問題集・過去問題集を選んだ場合の費用についてみていきましょう。

概算費用を算出すると、以下に示す通り43,000円程度はかかることがわかります。

書籍

TAC会員価格(税込)

備考
【2024年度版】中小企業診断士 最短合格セット 26,835円 定価31,570円の15%off
【2024年度版】中小企業診断士 第1次試験 過去問題集セット 10,472円 定価12,320円の15%off
中小企業診断士 集中特訓 診断士第2次試験 第2版 2,772円 定価3,080円の10%off
中小企業診断士 第2次試験 事例IVの解き方(旧:集中特訓 財務・会計 計算問題集) 2,574円 定価2,860円の10%off
合計 42,653円

(引用元:TAC出版公式HP)

TAC出版の場合、公式サイトより会員として購入すると割引が適用されるので、会員価格にて算出しています。

ただし1年目の試験に不合格で、2年目以降も独学を続ける場合には、テキストや問題集を新しく買いなおす必要があります。

受験手数料も再度支払わなくてはなりません。

費用を合計すると、受験を2回繰り返す場合は約15万円、3回繰り返すことになったら約23万円必要になることがわかります。

独学で複数年かけて合格した場合は、通信講座を利用してストレート合格した場合と同程度(7万円~30万円程度)か、場合によってはそれ以上の費用がかかることになるでしょう。

中小企業診断士を通信講座で取得する費用

通信講座を利用して中小企業診断士の勉強をするのは、独学の次に安くすむ方法です。

以下に、各社の通信コースの主なもの(一次試験・二次試験対策用のスタンダードな講座)を示します。

講座

費用(税込) 備考
スタディング(1次2次合格コーススタンダード) 53,900円
クレアール(2024年合格目標1次2次合格スタンダード夏コース 7科目選択) 200,000円
アガルート(1次試験・2次試験対策フルパック 添削あり) 173,800円
フォーサイト(バリューセット2 2024年試験対策(1次・2次試験対策)) 77,800円
診断士ゼミナール(1次2次試験プレミアフルコース) 59,780円
TAC(1・2次ストレート本科生) Web通信講座 315,000円 入会金

10,000円

DVD通信講座 345,000円
LEC(1次2次プレミアム1年合格コース) Web 264,000円
DVD 308,000円
資格の大原(1次・2次合格コース)通信コース 268,000円

(引用元:各社公式HP)

上の表からわかるように、通信講座の費用は約5万円から約30万円と、金額に開きがあります。

しかし通信講座に特化したスクール・予備校の場合、費用はおおよそ約5万円から約20万円までです。

それ以上高額な通信講座の場合は、教室での授業も同時に実施している資格予備校の通信講座であることも、押さえておくべきです。

また講座によっては割引サービスが付いていたり、必要な科目だけを選んで受講できるなどのオプションが選べるので、上手に利用すれば安くて効果的な学習が可能です。

無事に合格して中小企業診断士の資格を手にした際に、お祝い金をプレゼントしてくれる講座もあります。

お祝い金の例を挙げると、スタディングでは10,000円、クレアールでは50,000円などです。

一方2024年4月時点では、2024年合格に向けた新しいコースの募集を、多くの通信教育業者や資格予備校が行っています。

それらのコースの多くでは早いうち(時期・期間は講座による)に申し込むと受講料の割引があるので、ぜひチェックしてみるべきでしょう。

中小企業診断士を予備校で取得する費用

中小企業診断士を資格予備校で取得する場合は、以下のように、30万円前後が平均的な価格です。

講座 費用(税込) 備考
TAC(1・2次ストレート本科生) 教室講座 315,000円 入会金

10,000円

ビデオブース講座 315,000円
LEC(1次2次プレミアム1年合格コース) 通学(Webフォロー付)答練・模試会場受験 264,000円
通学(DVDフォロー付)答練・模試会場受験 308,000円
資格の大原(1次・2次合格コース) 教室通学 298,000円
映像通学 298,000円

(引用元:各社公式HP)

通学の場合、生の講義に実際に参加する他に、ビデオブースで講義を視聴することも可能です。

ただし、ほとんどの資格予備校では実際の授業とビデオブースでの授業と通信講座のどれに出席しても問題ないように、カリキュラムを組んであります。

授業に出席し損なった場合には、ビデオブースで欠席した部分を確認しても問題ないし、その部分だけ通信講座で勉強して補うことも可能です。

あるいは普段通信講座で勉強している人が、生の授業の雰囲気を味わうために、時々実際の授業に参加する、という利用法も可能です。

ただし、詳細はそれぞれの資格予備校によって異なっているので、あらかじめどのような仕組みになっているかを確認した上で、ご自分の通学したい予備校を決めるようにしましょう。

 

おすすめの中小企業診断士の通信講座・予備校

ユーキャンの中小企業診断士養成講座が休講中なので、それ以外の中小企業診断士の講座の中から、おすすめのものを紹介します。

気鋭の通信教育業者5校、大手資格予備校(通信教育業者も兼ねる)3校から初学者向けの講座をピックアップしました。

どの講座もそれぞれ異なる特徴を持っているので、ライフスタイルや勉強のやり方の違いによって、最も適切なものを選んでください。

一般に、通信教育専門の業者はコストが安く、隙間時間に勉強しやすいように視聴覚教材に工夫を加えており、資格予備校の講座は充実した内容に基いたバリエーション豊かな講義内容が自慢です。

スタディングの中小企業診断士講座

引用:スタディングHP

引用元:スタディング公式HP

主なコース 定価(税込) 概要
1次2次合格コース ミニマム 一括 53,900円 基本知識を動画講義で身に着ける
インプット学習専門のコース
1次2次合格コース スタンダード 一括 59,400円 一次・二次次試験合格に必要な知識を凝縮
着実に合格を目指す方に最適なコース
1次2次合格コース パーフェクト 一括 89,100円 一次試験直前期の対策までがセットに!
得点力UPを目指すコース

(引用元:スタディング公式HP)

スタディングの講座の特徴は、通信講座の教材の中では、安い部類に属していることです。

上の表からわかるように、最もポピュラーな「1次2次合格コース スタンダード」で59,400円(税込)、最も安い「1次2次合格コース ミニマム」で53,900円(税込)です。

これは、約50,000円から300,000円かかる各社の中小企業診断士通信講座の中でも、最も安い部類に属しています。

必要がない費用を徹底的にカットすることで、講義の質を落とさずに低価格化を実現しているのです。

【スタディング中小企業診断士講座の特徴】

  • 短期合格者の合格パターンを組み込んだカリキュラムで効率の良い勉強が可能
  • Web学習に最適化された講座
  • 講座の質を落とさずに低価格化を実現

スタディングの中小企業診断士は、試験を徹底的に分析すると共に、短期合格者の合格パターンをカリキュラムに組み込んでいます。

そのため効率の良い勉強が可能です。

この講座はオンライン講座・電子テキストを使用してWeb学習に最適化されています。

パソコン・タブレット端末・スマートフォンといったマルチデバイスに対応しており、いつでもどこでも隙間時間を利用して、勉強を続けることが可能です。

スタディングのHPで講座詳細を見る

クレアールの中小企業診断士講座

引用:クレアールHP

引用元:クレアール公式HP

主なコース 定価(税込) 概要 備考
1次2次ストレート合格パーフェクトコースWEB通信(7科目選択) 250,000 スタンダードコースに2次試験対策用の演習カリキュラムを4つ追加したオールインワンのコース 教育訓練給付金対象
1次2次ストレート合格パーフェクトコースWEB通信(6科目選択) 235,000 円
1次2次ストレート合格パーフェクトコースWEB通信(5科目選択) 220,000
1次2次ストレート合格スタンダードコースWEB通信(7科目選択) 200,000 パーフェクトコースから演習カリキュラムを4つ削減し、リーズナブルな価格にしたコース

多忙なビジネスパーソンが、無理・無駄を省いて合格が狙える初学者対象の標準プラン

1次2次ストレート合格スタンダードコースWEB通信(6科目選択) 185,000
1次2次ストレート合格スタンダードコースWEB通信(5科目選択) 170,000

(引用元:クレアール公式HP)

クレアールの場合も、基本的なカリキュラムは一つだけです。

「何科目を選択するか」「演習カリキュラムを選ぶか否か」によって、費用に17万円から25万円までの違いが生まれます。

科目免除制度を利用できる方は、クレアールを選んで学習するとよいでしょう。

費用が安く済みます。

クレアールでは、2024年度合格目標の入門講義を9月から配信予定なので、さらに選択の幅が広がります。

【クレアール中小企業診断士講座の特徴】

  • 合格に最低限必要な内容だけをピックアップ
  • Web学習に最適化された講座
  • 必要な資料をすべてダウンロード可能

クレアール独自の「非常識合格法」に従った、徹底的な分析で合格に最低限必要な内容だけをピックアップしたカリキュラムが特徴です。

そしてそれらを徹底的に反復したり、一次試験と二次試験の同時学習によるシナジー効果を狙ったりして、確実に記憶に定着させることを目指します。

講座はWeb学習に最適化されており、パソコンでもスマートフォンでも視聴可能です。

自宅ではパソコン、外出先ではタブレット端末やスマートフォンというように使い分けて、いつでもどこでも勉強をすることができます。

講義に必要な資料はすべてダウンロードすることで閲覧・プリントアウトが可能です。

クレアールはこの資料のダウンロードの仕組みによりコストの削減に成功し、リーズナブルな受講料を実現させました。

しかも試験に不合格だったり未受験だったりした場合、翌年の再受講の際には20,000円の割引(1次2次コースの場合)が受けられるなど、さまざまな割引制度も用意されています。

クレアールのHPで講座詳細を見る

アガルートアカデミーの中小企業診断士試験講座

引用:アガルートアカデミーHP

引用元:アガルートアカデミー公式HP

主なコース 定価(税込) 概要 備考
1次試験・2次試験対策フルパック
【添削あり】
173,800円 中小企業診断士試験の一次試験・二次試験で問われる知識を習得する「総合講義」にプラスして、一次試験対策・二次試験対策に必要なものを詰め込んだパック。 添削付きパックを申込むと、講師のフィードバックも受けられる。
1次試験・2次試験対策フルパック
【添削なし】
107,800円
1次試験対策パック 60,280円 一次試験で問われる知識を習得する講座。

一次試験を科目別で合格済の方や、苦手な科目がある方におすすめ。

総合講義は、科目別の販売もあり。
2次試験対策パック【添削あり】 118,800円 二次試験対策用のパック。 添削付きパックを申込むと、講師のフィードバックも受けられる。
2次試験対策パック【添削なし】 54,780円

(引用元:アガルート公式HP)

アガルートアカデミーの通信講座は、価格に幅があります。

特に二次試験用の添削が付いている講座は割高ですが、マネージメントオプションなどの人気のサービスを提供しています。

これは逆にいえば、アガルートは二次試験の添削に大きな力を入れているといえるでしょう。

二次試験に自信がない方、しっかりと二次試験の勉強をしたい方には、アガルートの通信教育がおすすめです。

【アガルート中小企業診断士試験講座の特徴】

  • オンライン配信に特化した講義
  • 講座1チャプターの時間が短い
  • 2次試験に向けた手厚い添削

アガルートアカデミーは、オンラインによる講義の配信に特化した通信講座を提供しています。

講座1チャプターの時間が短いので、通勤時間や休憩時間といったちょっとした時間を利用して勉強することが可能です。

一次試験だけ・二次試験だけ・一次試験+二次試験といったパターンに加えて、二次試験の添削の有無も選べます。

二次試験対策の添削が手厚いです。

一次試験の講座も科目別に販売しているので、ご自分ニーズに合わせて必要な講座だけを選んで受講する、という方法も可能です。

アガルートのHPで講座詳細を見る

フォーサイトの中小企業診断士通信講座

引用:フォーサイトHP

引用元:フォーサイト公式HP

主なコース 定価(税込) 概要 備考
中小企業診断士 スピード合格講座バリューセット1 63,800円 中小企業診断士一次試験合格に必要なインプット・アウトプット教材を一通りカバーしたセット。

一次試験単科講座すべての教材を含む。

単科講座あり

・1次各科目10,800円

・2次32,800円

 

教育訓練給付制度対象

 

中小企業診断士 スピード合格講座バリューセット2 77,800円 中小企業診断士一次・二次試験合格に必要なインプット・アウトプット教材を一通りカバーしたセット。

一次試験単科講座・二次試験対策講座すべての教材を含む。

(引用元:フォーサイト公式HP)

フォーサイトの場合、中小企業診断士の通信講座は上記の2種類と単科講座だけのシンプルな構成です。定価も安い部類に属しています。

科目単位での申し込みも可能(一次試験1科目10,800円、二次試験32,800円)なので、独学の方も必要に応じて申し込んでみてもよいでしょう。

【フォーサイト中小企業診断士講座の特徴】

  • eラーニング主体の講座
  • 見やすい紙のテキストも付属
  • 8ヶ月での短期間合格も可能なカリキュラム

フォーサイトの通信講座の特徴は、eラーニング主体なのでご自分のライフスタイルに合わせて、いつでも・どこでも・好きな方法で学習することができます。

eラーニング主体の講座ですが、見やすいフルカラーの紙のテキストも付属しています。

パソコン・タブレット・スマートフォンだけの学習より、紙のテキストの方が記憶に残りやすいから、という理由です。

しかもフォーサイトの講座は、通常より短い8ヶ月間で合格を目指すことが可能なカリキュラムを組んでおり、短期間の合格を目指したい受験生にもおすすめです。

フォーサイトのHPで講座詳細を見る

診断士ゼミナールの中小企業診断士合格講座

引用:診断士ゼミナールHP

引用元:診断士ゼミナール公式HP

主なコース 定価(税込) 概要

1次2次試験プレミアムフルコース 59,780円 1次、2次試験の合格を目指す方のためのコース。
それぞれのコースをばらばらに受講するよりも割安。最大3年間の延長受講に対応しているから、もし、一次試験しか受からなくても追加費用の発生は無し。初めての方には、このコースがおすすめ。
一次試験の7科目、2次試験の4事例すべてが対象。
オプション(別料金)

・印刷テキスト

・映像講義DVD

1次試験コース 51,200円 一次試験の合格を目指す方のためのコース。
一次試験の7科目が対象。
2次試験コース 27,280円 二次試験の合格を目指す方のためのコース。
二次試験の4科目が対象。

(引用元:診断士ゼミナール公式HP)

上記の表の「定価」の欄を見るとわかるように、コストパフォーマンスのとても良い講座です。

独学で勉強を続ける場合と比べても、費用面では引けを取らないかもしれません。

【診断士ゼミナール中小企業診断士合格講座の特徴】

  • コストパフォーマンスの良さ
  • すき間時間を利用した勉強に便利
  • 万全なフォローアップ体制

しかも単に「安い」だけでなく、診断士ゼミナールの講義の理解のしやすさには定評があります。

テキストはフルカラーで図表が多く、記憶に残りやすいです。

説明も講師が黒板の前で解説するだけでなく、イラストやアニメーションも使って説明するので、わかりやすく楽しいと評判です。

講義はスマートフォンやタブレット端末にダウンロードできるので、通信状態の悪い場所でも問題なく視聴ができます。

通勤途中の電車の中など、どんな場所でも、隙間時間を利用した勉強が可能です。

フォローアップも万全です。メールで質問すれば、経験豊かな担当者が丁寧な回答を返してくれます。

診断士ゼミナールのHPで講座詳細を見る

資格の学校TACの中小企業診断士講座

引用:資格の学校TAC

引用元:資格の学校TAC公式HP

主なコース 形態 定価(税込) 概要 備考
1次「財務・会計」先どり学習講座 通信(Web通信) 15,000円 中小企業診断士試験の重要科目「財務・会計」を早期対策で得意科目にするコース 入会金不要
通学(教室講座) 15,000円
通学(ビデオブース講座) 15,000円
1・2次ストレート本科生 通信(Web通信) 315,000円 2024年に1・2次試験のストレート合格を目指すコース。
初学者向けに丁寧な解説で、必要な知識をしっかり習得することができます。
入会金10,000円

10・11・12月開講の講座のみ教育訓練給付制度の対象

通信(DVD通信) 345,000円
通学(教室講座) 315,000円
通学(ビデオブース講座) 315,000円
1・2次速修本科生 通信(Web通信) 240,000円 2023年12月・2024年1月から学習を開始し、2024年の1・2次試験のストレート合格を目指す短期集中コース

 

 

入会金10,000円

12月開講の講座のみ教育訓練給付制度の対象

通学(教室講座) 240,000円
通学(ビデオブース講座) 240,000円
1次本科生 通信(Web通信) 260,000円  

2024年一次試験合格を目指すスタンダードコース

 

入会金10,000円

10月開講の講座のみ教育訓練給付制度の対象

通信(DVD通信) 290,000円
通学(教室講座) 260,000円
通学(ビデオブース講座) 260,000円
1次速修本科生 通信(Web通信) 200,000円 12月・2024年1月から学習を開始し、2025年に一次試験合格を目指す短期集中コース 入会金10,000円
通学(教室講座) 200,000円
通学(ビデオブース講座) 200,000円
1.5年本科生 通信(Web通信) 350,000円 科目合格制度を活かして、効率よく2024年の合格を目指す

2024年の一次試験は暗記系の3科目を科目合格し、2024年一次試験の受験科目を4科目とすることで、より効率良く一次試験合格を、そして、早期から二次試験対策にも着手することができるコースです。

入会金10,000円
通信(DVD通信) 380,000円
通学(教室講座) 350,000円
通学(ビデオブース講座) 350,000円

(引用元:資格の学校TAC公式HP)

TACの中小診断士講座の特徴は、バラエティの豊富さでしょう。しかもWebやDVDを使った通信講座だけでなく、教室やビデオブースでの講座も選ぶことができます。

上の表には、初心者向けのコースのみを取り上げましたが、受験経験・学習経験がある方向けのコースも豊富にそろっています。

もちろん公開模試も開催しているので、独学の方も模試だけ利用することが可能です。

【資格の学校TAC中小企業診断士講座の特徴】

  • 優れた合格実績
  • ライフスタイルに合わせた受講が可能

TACの中小企業診断士講座の特徴は、優れた合格実績です。

2016~2022年度の中小診断士第2次試験の合格者8,062名(中小企業診断協会の公式資料をもとに計算)のうち、TACの本科生は1,224名(TACによる)でした。

合格者のうち約15%をTACの受講生が占めているのです。

これだけ多くの合格者を輩出している資格予備校は、他にありません。

しかもTACでは、教室講座・ビデオブース講座・Web通信講座・DVD通信講座の4種類のコースを用意しているので、ライフスタイルに合わせた受講が可能です。

資格の学校TACのHPで講座詳細を見る

LEC東京リーガルマインドの中小企業診断士講座

引用:LEC HP

引用元:LEC東京リーガルマインド公式HP

主なコース 形態 定価(税込) 概要
1次2次プレミアム1年合格コース 通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 答練・模試受験 264,000円 一次二次のストレート合格を目指す方にオススメ
一次試験対策は、段階的に知識を積み上げることで効果的に知識を定着させます。
また、早期に二次の学習をはじめることにより、一次・二次のストレート合格をねらいます。
通信DVD 答練・模試受験 308,000円
通学(Webフォロー付)答練・模試会場受験 264,000円
通学(DVDフォロー付)答練・模試会場受験 308,000円
1次ストレート合格コース 通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 答練・模試受験 209,000円 1年かけて着実に一次試験合格を目指したい方にオススメ
一次試験合格に必要な知識を、学習時期に合わせて3段階に分けて学習します。
まずは、全体を通して必要な知識、よく出題される範囲を中心に学習し、次に応用知識の積み上げ、最後に難問対策・時事対策を行います。
3ステップ学習で無理なく効果的な知識の定着をはかります。
通信DVD 答練・模試受験 253,000円
通学(Webフォロー付)答練・模試会場受験 209,000円
通学(DVDフォロー付)答練・模試会場受験 253,000円

(引用元:LEC東京リーガルマインド公式HP)

2024年4月時点において募集中のLECの初心者向け講座は、上記の2種類だけですが、受験・学習経験者向けの上級講座の数は、もっとバラエティに富んでいます。

通信講座だけでなく、通学講座にもWebやDVDのサポートが付いているので、講義の大切な部分を万が一見逃したとしても、遅れずに授業について行くことが可能です。

【LEC中小企業診断士講座の特徴】

  • 全国に広がる学校網
  • 充実したサポート体制

LECも通学コースと通信コースを用意している資格予備校です。

LECの学校は全国にありますが、大半の校舎ではビデオブースで講義動画を視聴する形で授業が進行します。

実際に教室で講義を行うのは池袋本校・水道橋本校・千葉本校・梅田駅前本校だけです。

ただし、通学コースにもWeb通信あるいはDVD通信が付属していて、自宅で復習したり、校舎に通えないときに役立てることができるなど、サポート体制は非常に充実しています。

LEC東京リーガルマインドのHPで講座詳細を見る

資格の大原の中小企業診断士講座

引用:資格の大原HP

引用元:資格の学校大原公式HP

主なコース 形態 定価(税込) 概要 備考
2024年受験対策:2次合格コース Web通信 69,800円 初めて2次試験を受験する方向けの2次対策コース

一次試験後からの学習で二次試験突破のための実力を養成する

 

教室通学 69,800円
映像通学 69,800円
2024年受験対策:【診断士30】2次合格コース Web通信 42,000円
2024年受験対策:【診断士30】1次・2次合格コース Web通信 7科目トータル130時間分の一次試験基礎講義を30時間に濃縮

講義の質、情報量はそのままに60分講義を実現

時間を有効活用したい方におすすめ

2024年受験対策:【診断士30】1次合格コース 7科目セット Web通信 80,000円
2024年受験対策:【診断士30】1次基本講義 7科目セット Web通信 75,000円
2024年受験対策:【診断士30】2次合格コース Web通信 Web通信 42,000円 初めて2次試験を受験する方向けの2次対策コース

一次試験後からの学習で二次試験突破のための実力を養成する

2024年受験対策:1次合格コース 7科目セット Web通信 220,000円  

カリキュラムは各科目の難易度・学習ボリュームに合わせて講義回数・模試回数をバランスよく設定

週2回の講義ペース

 

1科目からの単科申込が可能

 

教室通学 250,000円
映像通学 250,000円

(引用元:資格の大原公式HP)

そのため、現在申し込みが可能なのは、2次試験を目指したコースと、模擬試験だけです。

上の表では初学者向けに開講しているコースを紹介していますが、受験勉強2年目以降に入った経験者向きのコースも用意されています。

【資格の大原中小企業診断士講座の特徴】

 
  • ニーズに合わせて幅広いコースを選択可能
  • どのタイプ(教室通学・映像通学・Web通信)も同じテキストを使用
  • わかりやすいテキスト

総合コースから単科コースまで選択可能なうえ、教室通学・映像通学・Web通信の3タイプの受講方法が用意されているので、ご自分のニーズに合わせて好きなコースと方法を選ぶことが可能です。

教室通学・映像通学・Web通信のどのタイプであっても、同じテキストを使用して同じ優秀な講師陣の授業を受けることができます。

テキスト自体もわかりやすいと評判です。

二次試験対策の際も、手厚い添削サポートが受けられます。

受講費用も大きな差がないうえ、どの方法で受講しても似た条件で学習できるので、特に地方の受講生とってはメリットが大きいかもしれません。

資格の大原のHPで講座詳細を見る

そもそも中小企業診断士とは?

中小企業診断士のことを一言でいえば、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家のことです。

中小企業基本法で中小企業診断士は、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。

(引用元:中小企業診断協会公式HP)

また中小企業診断士は、法律上の国家資格の一つです。

「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。

中小企業診断士はどのような資格?

中小企業診断士という資格は、経営コンサルタントの能力を証明する唯一の国家資格で、以下のような役割を持つ制度です。

中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。

(引用元:中小企業診断協会公式HP)

中小企業診断士を取得することによって、以下のような9つのメリットがあると、通信教育事業者のスタディングでは、実際の中小企業診断士の経験をもとに紹介しています。

「中小企業診断士資格取得の9つのメリット」

1.知識が増える
2.収入が上がる
3.キャリアアップにつながる
4.独立に繋がる
5.周囲から評価される
6.達成感がある
7.中小企業診断士の肩書を得られる
8.登録証がもらえる
9.人脈が広がる

(引用元:スタディング公式HP・コラム)

以上のようなさまざまなメリットがあるため、中小企業診断士はキャリアアップを目指すビジネスパーソンにとって、人気の資格の一つになっています。

日本経済新聞2016年1月12日「新たに取得したい資格ランキング」においても、中小企業診断士は第1位を占めています。

 

中小企業診断士の難易度

アガルートアカデミーによると、中小企業診断士の資格の取得難易度は、さまざまな国家資格のうち第3位で合格率4%だそうです。

国家資格の合格率ランキング(1~15位)

1位:司法書士 3.5%
2位:技術士(1次試験・2次試験) 4%
3位:中小企業診断士(1次試験・2次試験) 4%
4位:社労士 5%
5位:土地家屋調査士 8%
6位:弁理士(最終合格率) 8%
7位:マンション管理士 8.5%
8位:測量士(最終合格率) 10%
9位:行政書士 11.5%
10位:通関士 13.0%
11位:FP1級 13%
12位:宅建 16%
13位:貸金業務取扱主任者 25%
14位:社会福祉士 27%
15位:採石業務管理者試験 30%

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

一方、中小企業診断協会の資料にもとづき、2018年(平成30年)から2023年(令和5年)の間の結果を集計すると、以下の結果が得られます。

一次試験 二次試験 最終合格率
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2018
(平成30)
13,773 3,236 23.5% 4,812 905 18.8% 23.5×18.8=4.4%
2019
(令和元)
14,691 4,444 30.2% 5,954 1,088 18.3% 30.2×18.3=5.5%
2020
(令和2)
11,785 5,005 42.5% 6,388 1,174 18.4% 42.5×18.4=7.8%
2021
(令和3)
16,057 5,839 36.4% 8,757 1,600 18.3% 36.4×18.3=6.7%
2022
(令和4)
17,345 5,019 28.9% 8,712 1,625 18.7% 28.9×18.7=5.4%
2023
(令和5)
18,621 5,521 29.6% 8,241 1,555 18.9% 29.6×18.9=5.6%
平均 32.3% 18.5% 32.3×18.5=6.0%

(中小企業診断協会の公式資料をもとに計算)

こちらの集計結果に基づくと、中小企業診断士の試験合格率は6.0%で、一見アガルートの結果より難易度が少し低下しているような印象を受けます。

しかし実はこの結果、2020年(令和2年)の一次試験合格率42.5%と2021年(令和3年)の一次試験合格率36.4%が他の年の合格率より高いため、最終合格率も高めになっているのです。

このような結果が生じたことについて、通信教育事業者のフォーサイトでは以下のような考察を加えています。

2020年度、2021年度の一次試験合格率は、例年の合格率と比べるとかなり高くなっていますが、これは例外と考えた方がいいでしょう。

2020年度の一次試験が行われたのは2020年7月。これは新型コロナウイルスの感染拡大の第二波に襲われていたタイミングです。2021年度の一次試験は2021年8月。こちらは同じく第五波の真っ只中ということになります。

つまり日本国内は新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、不要不急の外出を控えているタイミング。資格試験に関しても、どうしてもその年に合格しなくてはいけない、合格したい、合格する自信がある方のみが受験し、合格するかどうか分からない、急いで取得を目指していないという方は受験を控えた可能性があります。

実際に2020年度は受験者数も少なく、そもそも合格する可能性が高い方が多く受験したため、合格率が高く出ていると考えられます。

(引用元:フォーサイト公式HP・コラム)

この考察に従い、2020年(令和2年)と2021年(令和3年)を除外して、残りの3年分の結果だけに基づいて修正した最終合格率を計算すると、結果は5.1%です。

この5.1%という値はアガルートのランキングの4%よりは高いのですが、社労士の合格率と同等なので、難易度は3位から4位という結果を導くことができます。

以上より、中小企業診断士の取得難易度は4~5%で、難関資格の一つであるという結論が得られます。

中小企業診断士の資格取得で人生変わる?

中小企業診断士の資格を取得しただけでは、残念ながら大した変化は起こりません。

しかし資格を上手に生かすことで、人生を大きく変えることが可能です。

上記で紹介した「中小企業診断士資格取得の9つのメリット」というスタディングの記事を監修した中小企業診断士の市岡久典氏も、以下のように述べています。

このように診断士になったメリットを紹介しましたが、私の経験としては、診断士になって新しい世界が次々に広がっていきました。中小企業診断士は、大げさではなく人生が変わる資格だと思います。

(引用元:スタディング公式HP・コラム)

中小企業診断士は対象となる中小企業の数に対して有資格者の数が少ないため、社会的なニーズが高まる一方です。

中小企業診断士の資格を生かして、経営コンサルタントとして独立開業を目指すことも可能です。

たとえ企業の診断業務をすぐに担当することができなくても、資格予備校で教えたり、専門分野のコラムを執筆するなどの形で知識を生かす方法も考えられます。

独立開業を目指さなくても、経営に関する幅広い知識と実務能力が身に付くので、ご自分が現在所属している企業内でのキャリアアップにも、生かせるでしょう。

中小企業診断士の年収

中小企業診断協会の2021年の調査結果によれば、コンサルティング業務日数の合計が年間100日以上の中小企業診断士の年収は、以下の通りです。

コンサルティング業務の年間売り上げ(年収) 回答数 構成比
300万円以内 83 14.3%
301~400万円 51 8.8%
401~500万円 58 10.0%
501~800万円 124 21.4%
801~1,000万円 66 11.4%
1,001~1,500万円 89 15.4%
7,501~2,000万円 39 6.7%
2,001~2,500万円 25 4.3%
2,501~3,000万円 16 2.8%
3,001万円以上 28 4.8%
合計 579 100.0%

(引用元:「中小企業診断士活動状況アンケート調査」結果・令和3年5月)

この表より分かったことをまとめると以下の通りです。

  • 年収500万~800万円の中小企業診断士が一番多い
  • 年収が1,000万円を超える中小企業診断士は30%以上
  • 年収100万~300万円の中小企業診断士も一定割合存在

上記だけだとわかりにくいかもしれませんが、一言でいえば、コンサルティング業務を行う中小企業診断士のほぼ3分の2(全体の67%)の年収が500万円を超えているということです。

一方、日本人の平均年収は、国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」の結果によると443万円です。

したがって、コンサルティング業務を行う中小企業診断士の場合、全体の3分の2強の中小企業診断士が日本人の平均より高い年収を得ていることがわかります。

中小企業診断士の資格がなくなるって本当?

中小企業診断士の資格は役に立たない、将来は無くなってしまう資格だから取得する意味がない、という噂がときおり聞こえてきます。

そのような噂は、完全な嘘です。

2024年時点では、中小企業診断士の資格がなくなってしまうという公式の発表は一切ありません。

公式の発表がないにもかかわらず、どうしてこのような噂が生まれるのでしょうか?

ここでは、考えられる理由となぜそれが嘘だと断言できるのかについて、説明します。

なくなるという噂が生まれる理由

「中小企業診断士が役に立たない」と一部の人が考える理由は次の通りです。

最大の理由は、中小企業診断士の資格がないと従事できない独占業務がないことです。

中小企業診断士は経営コンサルタント唯一の国家資格ですが、この資格がないと経営コンサルタントを開業できないわけではありません。

極論をいえば、経営のことを全く知らない素人が「経営コンサルタント」と名乗っても、法律違反にはならないのです。

つまり、「経営コンサルタントとして開業する」ということが目的であれば、中小企業診断士の資格を取得する必要はありません。

上記のような理由から、「中小企業診断士の資格は取得してもあまり意味がない」と考える人もいるのでしょう。

例えばスタディングでは、この問題について以下のようにコメントしています。

独占業務がないことで、独立して集客する際や就職・転職活動において、資格が依頼・採用に有利に働いても「決め手」にはなりづらいという場面はあるかもしれません。

このため、「せっかく資格を取得してもうまみがない」と資格の将来性に疑問を持ち、「なくなる」という意見につながっているのではないでしょうか。

(引用元:スタディング公式HP・コラム)

上記の引用からもわかるように、「中小企業診断士を取得しても独占できる特定業務は存在しないため、資格を取得しても大きなうまみが得られるわけではない」という意見を持つ人も多いようです。

この結果「中小企業診断士を取得しても意味がない」→「中小企業診断士の資格は必要がない」→「将来、中小企業診断士の資格が無くなってもおかしくない」→「中小企業診断士はなくなる」という、あり得ない噂に発展したのでしょう。

なくなるという噂を否定できる理由

しかし中小企業診断士の資格は、上手に活用する努力をすればそれに見合った成果を生み出してくれるのも事実です。

だからビジネスパーソンにとって人気のある資格No.1日本経済新聞2016年1月12日「新たに取得したい資格ランキング」より)の地位を誇っているのです。

たとえ中小企業診断士の資格を取得したことを周囲に宣伝しなくても、資格取得のため身に付けた知識は、ビジネスの現場で必ず役に立ちます。

中小企業診断士が要求する知識は、経営の広い分野をカバーしているので、ご自分が会社でどのような業務を担当していても、ビジネスパーソンである限り、必ず役に立つ局面に遭遇するはずです。

しかも中小企業診断士が専門とする経営コンサルタントの分野は、現在最もホットな話題になっているAIに取って代わられる心配がありません。

経営コンサルタントの仕事はAIが苦手とするブランド力や店舗の雰囲気といった、人間のセンスでないと捉えることができない要素を扱うからです。

また、これもAIでは代替できない人と人との間のコミュニケーション力も、経営コンサルタントには必要です。

さらに、中小企業診断士という仕事は政界からも経済界からも注目されています。

政府は中小企業振興策をサポートする存在としての、経済界は経営のさまざまな局面に通じたビジネスリーダーとしての、中小企業診断士を必要としています。

「取得しても役に立たない」「将来は消えてなくなるかもしれない」ともいわれる中小企業診断士の実際のニーズはこのように高く、経営コンサルタントやビジネスリーダーとして期待されている存在です。

中小企業診断士の試験概要

中小企業診断士の試験は、年に1回、以下の要領で実施されます。

  • 第一次試験について:多肢選択式(マークシート式)、8月上旬の2日間(土曜日)に実施
  • 第二次試験について:筆記試験、10月下旬の日曜日に実施
  • 第二次試験(口述試験)について:筆記試験に合格した人のみ受験可能で1月下旬の日曜日に実施、合格率は極めて高い

次に2024年の中小企業診断士試験の実施要領について、紹介します。

【2024年】第一次試験の概要

中小企業試験診断士の2024年(令和6年)の第一次試験の概要は、以下の通りです。

試験案内(申込書)配布・申込受付期間 令和6年4月25日(木)~5月29日(水)
試験日 令和6年8月3日(土)・4日(日)
合格発表日 令和6年9月3日(火)
実施地区 札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・四国・福岡・那覇の10地区

(引用元:中小企業診断協会公式HP)

受験生の方は最後の追い込みに入っているでしょうが、気分を落ち着けて、この大変な時期を乗り切ってください。

試験は8月5日に「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理 」の4科目、そして翌8月6日には「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」が実施されます。

そして一次試験が終了すると、あっという間に二次試験の時期がやってきます。

「一次試験の合否がわかったら」と気を抜かず、すぐに二次試験の準備に集中しましょう。

【2024年】第二次試験の概要

中小企業診断士の2024年の第二次試験の概要は、以下の通りです。

試験案内(申込書)配布・申込受付期間 令和6年8月23日(金)~9月17日(火)
筆記試験日 令和6年10月27日(日)
口述試験を受験する資格を得た方の発表日 令和7年1月15日(水)
口述試験日 令和7年1月26日(日)
合格発表日 令和7年2月5日(水)
実施地区 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区

(引用元:中小企業診断協会公式HP)

一次試験の合否が発表されるのが9月3日で、二次試験の申込の受付期間は9月17日までです。

一次試験に合格した方は、二次試験の申込みを早めにすませるようにしましょう。

筆記そして口頭の二次試験に合格した後は、実務に従事するチャンスがある方は別ですが、実務補習を受講する必要が生じます。

合格後3年以内に実務補習を合計15日以上受講する準備を、始めるようにしましょう。

中小企業診断士に関するよくある質問

中小企業診断士の資格や試験に関して、よくある質問をまとめました。

中小企業診断士に関するよくある質問
  • 中小企業診断士試験の何が難しい?
  • 中小企業診断士を独学で合格するまでにかかる勉強時間は?
  • 中小企業診断士の簿記は何級レベル?
  • MBA取得と中小企業診断士の資格取得とどちらが良いか?
  • 中小企業診断士の資格は何の役に立つか?

中小企業診断士に興味のある方は、ぜひご一読ください。

中小企業診断士試験の何が難しい?

中小企業診断士の一次試験は全部で7科目ありますが、その中で特に難しい科目は何と何でしょうか?

アガルートでは、この問題に関して次のような分析を行っています。

【直近5年間の科目別合格率の動向】

直近5年間の、中小企業診断士1次試験の科目別合格率を表にまとめると、以下のようになります。

平均合格率でみると、経済学・経済政策や経営情報システムで比較的高い数値となっています。

その一方で、平成30年度の「経営法務」は僅か5.2%と、極めて低い合格率となる科目・年も存在します。

また、合格率は年度によってもばらつきがあるのが特徴です。

科目名/年度 平成30年 令和元年 令和二年 令和三年 令和四年 平均
経済学・経済政策 26.4 25.8 23.5 21.1 10.5 20.7
財務・会計 7.3 16.3 10.8 22.4 13.3 14.5
企業経営理論 7.1 10.8 19.4 34.8 17.3 18.1
運営管理 25.9 22.8 9.4 18.5 16.1 18.9
経営法務 5.2 10.2 12.0 12.8 26.9 13.9
経営情報システム 22.9 26.6 28.7 10.6 18.5 20.8
中小企業経営・中小企業政策 23.0 5.6 16.4 7.1 10.9 12.3
【出典】https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.htmlより加工

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

アガルートではこの結果をもとに、試験科目ごとに難易度のランク付けを行いました。

【難易度を総合判定してみる】

平均合格率だけでは、科目別難易度を判断する材料としては不十分です。

その合格率がどのくらい変動するかというばらつきも重要です。

そこで、科目別の合格率のうち、「15%を切った回数」をカウントしてみました。

過去5年間の科目別平均合格率と15%を切った回数を表にし直してみました。

15%を切った回数を第一基準、科目別の平均合格率を第二基準と考えて、難易度を判定してみましょう。

科目名/比較項目 平均合格率 15%未満回数 難易度順位
経済学・経済政策 20.7 1 6
財務・会計 14.5 3 3
企業経営理論 18.1 2 4
運営管理 18.9 1 5
経営法務 13.9 4 1
経営情報システム 20.8 1 7
中小企業経営・中小企業政策 12.3 3 2
【参考】中小企業診断協会 中小企業診断士試験 過去の試験結果・統計資料より加工
https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/001_shiken_kakokekka.html

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

以上の分析の結果、特に難易度が高いと判定された4つの科目を、以下に示します。

  • 経営法務
    法学部出身の人や企業の法務部門に勤務していて法律用語に毎日触れている人は、受験生の中でも多くありません。しかも出題は起業から倒産までのありとあらゆる範囲に渡っていて実践的な法律知識が要求されます。そのため経営法務を得意にする受験生は圧倒的少数派で、大多数にとっては最も難易度の高い科目になるはずです。
  • 中小企業経営・政策
    この科目は毎年内容が新しくなり、そのたびに分厚い白書などをチェックしなければなりません。毎年限られた時間で新しい中身を勉強し直す必要があるので、必然的に難しく感じます。
  • 財務・会計
    起業の経理部門に勤めている受験生以外にとって、簿記はいつ計算ミスをしないかと冷や汗をかきながら解かなければなりません。貸借対照表や損益計算書など自在に読みこなす必要も生じます。
  • 企業経営理論
    経営やマーケティング戦略など、中小企業診断士の学習の核になる科目です。深い知識が要求されます。絶対に手を抜いてはいけません。

以上からわかるのは、中小企業診断士試験の7科目のうち「経営法務」「中小企業経営・政策」「財務・会計」「企業経営理論」は、比較的難易度が高かったり、特に苦手に思う受験生が多いということです。

もちろん、上記の4科目だけに力を入れておけば残りの3科目(「運営管理」「経済学・経済政策」「経営情報システム」)は大丈夫、ということはないでしょう。

しかし勉強のやり方を効率化するために、このアガルートの見解を頭に入れておくと、役に立つかもしれません。

とにかく科目ごとの時間配分には注意をして、苦手な科目が残らないように注意をすることが大切です。

中小企業診断士を独学で合格するまでにかかる勉強時間は?

中小企業診断士の試験に必要な勉強時間は下表に示すように、多くの通信講座や資格予備校では約1,000時間とみなしています。

講座名 合格に必要なおよその勉強時間
スタディング 1,000時間
アガルートアカデミー 1,000時間
資格の学校TAC 1,000時間
LEC東京リーガルマインド 800~1,000時間

(引用元:各社公式サイト)

ただし独学の場合は手探りで効率の良い勉強法を探しながら学習を進めるので、さらに400時間程度の勉強が必要であると考えた方がよいでしょう。

アガルートでは、「一次試験は700~1,000時間」「二次試験は300~400時間」と独学の場合の勉強時間を見積もっています。

ただし「他の資格試験の勉強を経験していて、ノウハウを持っている」「既に実務で経験があり、短時間で学習を済ますことができる試験科目がある」といった場合もあるので、個人差は大きいです。

中小企業診断士の簿記は何級レベル?

一次試験であれば簿記2級レベル、二次試験であれば望ましいのは簿記1級レベル、少なくとも2級レベルがあれば有利になります。

(引用元:アガルート公式HP・コラム)

中小企業診断士の財務・会計では簿記の知識が必要です。

レベルは日商簿記2級ですが、それ以上のレベルの問題が出題されることもあります。

MBA取得と中小企業診断士の資格取得とどちらが良いか?

MBA取得と中小企業診断士の資格取得は、共に経営に関する幅広い知識を身に付ける、という点で共通しています。しかし両者の違いはどこにあるのでしょうか?

例えば名古屋商科大学では、この点に関して次のように述べています。

MBAと中小企業診断士の相違点
MBAとは「学校教育法」に基づく経営学に関する修士号としての学位であり、経歴書に記載する場合には「学歴」に記載するもので、一方の中小企業診断士は「中小企業支援法」に基づく国家資格となり、履歴書には「資格」に記載する性質という点がまず制度的な相違点となります。そして取得にあたっては前者は、大学院に進学して卒業に必要な単位を取得するのに対し、後者は1次試験(合格率2割)と2次試験(合格率2割)に合格する必要があり、取得後も5年ごとに登録の更新が必要となる点も大きく異なります。

カリキュラム面での相違点を挙げればキリがないので、ここではあえて触れませんが、MBAの学修にはそもそも正解がない経営者のジレンマ(例えば、先行きが怪しそうなプロジェクトをそのまま進めるか否かを問うような課題設定)を扱うことが多く、中小企業診断士の学修はコンサルティングを行うための資格である以上、正誤を問うような知識ベースのものが多く含まれています。

MBAと中小企業診断士の共通点
両者ともに弁護士、会計士、そして医師のような「業務独占資格」ではありませんが、経営の品質を高めようとする点において共通しています。MBAは理論主導型で中小企業診断士は現場主導型だという主張もどこかで見たことがありますが、近年のMBA教育はフィールドワークやプロジェクト演習といった教室外での課題が強化され、一方の中小企業診断士のカリキュラムも国際化の遅れを取り戻そうとする動きにあり、両者ともに常に実際の企業の課題に対応させようとする動きにあります。

(引用元:名古屋商科大学公式ホームページ・コラム)

経営コンサルタントを目指しているのであれば、中小企業診断士もMBAのどちらであっても用い方次第で役に立ちます。

しかしどちらが経営コンサルタントの実務に即した資格かといえば、中小企業診断士でしょう。

MBAはどちらかといえば、所属する企業の中でマネージャーを目指したり、起業して経営者として活躍することを目標にしている方に向いています。

中小企業診断士の場合は合格後は実務補習が義務付けられているだけでなく、取得後5年ごとに、資格の更新が義務付けられています。

これに対してMBAは一度取得しておけば、一生有効です。

そしてMBAは、事例をもとにディスカッションを通じて学びます。

論理的な思考能力やコミュニケーション能力を身に付けて応用能力を高めようとする場合、MBAは中小企業診断士より役に立つはずです。

経営学全体を体系的に理解したい場合や、アカデミックな分野に関心がある場合も、MBAは中小企業診断士より役に立ちます。

中小企業診断士の資格は何の役に立つか?

中小企業診断士の資格は、それを積極的に活用しようと努力することによって、下記のようにさまざまな道が開けます。

・体系的な知識で経営の診断・改善ができる
・会社員でも転職なしで収入が上がる
・「国家資格」「日本版MBA」で社内外から信頼される
・社外人脈を築ける
・転職に活かせる
・独立開業を目指せる

(引用元:スタディング公式HP)

最も確実なのは、企業内診断士として現在の勤務先でキャリアアップを図ることでしょう。

会社によっては、中小企業診断士の資格を取得することで「資格手当」が給料に上乗せされる場合があります。

さらに中小企業診断士の知識があると、さまざまな業務に「経営」の立場から関われるので、企業内でゼネラリストを指向する人にとってはおすすめの方法です。

思い切って経営コンサルタントとして独立するのも、一つの方法です。

いきなり一人前のコンサルタントとして企業診断やアドバイスを行うのは難しいかもしれませんが、資格を生かして経営に関する本を著してみたり、セミナーや講演活動を行ってみたり、アイデア次第でさまざまな活動が可能です。

中小企業診断士として独立することを考えているのなら、早い段階から意識して、受験勉強の仲間や講師などを含む、さまざまな相手と人脈を築くようにすると良いでしょう。

ユーキャンの中小企業診断士講座:まとめ

2024年(令和6年)4月時点で、ユーキャンの中小企業診断士養成講座は残念ながら休講中です。

そのため今回は、中小企業診断士の受験勉強法の紹介や勉強中に起こる疑問への回答と共に、ユーキャンに代わる代表的な講座の紹介しました。

中小企業診断士のような資格の勉強法には「独学」「資格予備校」そしてユーキャンのような「通信講座」といった選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ユーキャンと同じ通信講座を選択したとしても、講座ごとに独自の特徴があります。

ユーキャンの通信講座を利用して中小企業診断士の勉強を計画していた方は、別の講座を検討すると良いでしょう。

おすすめの通信講座はこちらです。

費用を抑えて学習したい場合はスタディングが、手厚いサポートを受けて学習をしたい場合は、資格の大原がおすすめです。

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