日本プラネタリウム協議会(JPA)は5月9日、2019年3月19日付けで科学誌「Science」に掲載された小惑星探査機「はやぶさ2」によるリモートセンシング観測データをもとに、作成された小惑星リュウグウの3Dモデルや表面データを、プラネタリウムや科学館などで使いやすいフォーマットに変換した3Dデータを公開した。
今回、公開されたデータは、基本的にはJPAの会員が対象で、利用先もプラネタリウムや科学館など、教育現場を想定しているが、個人利用などでも広く利用することを可能としている。また、同Webサイト上でも形状モデルが公開されており、それを使ってリュウグウを上下左右の好きな角度から見ることができるようになっており、データをダウンロードしなくても、楽しむことができるようになっている。
なお、JPAのWebサイトでは、3Dモデルとして一般的なOBJフォーマットのほか、デジタルプラネタリウムシステムに最適化した3Dモデルも公開されている(これらのデータの著作権はccbyライセンスでの公開となっているので、利用の際にはクレジット表記が必要となる)。