WordPressの開発者は3月20日(米国時間)の「Changeset 44950 – WordPress Trac」において、PHP 5.2からPHP 5.5までのバージョンのサポートを終了すると発表した。当面の間、該当するバージョンにバグが発見された場合の対処はケースバイケースで判断するとしており、必ずしも修正されるバージョンとしては処理されなくなる。

これで、WordPressがサポートされる最も古いバージョンはPHP 5.6となり、WordPressを利用する場合にはPHP 5.6よりも新しいバージョンを使うことが必須となる。

  • PHPの使用バージョン割合 - 資料: 「WordPress Ends Support for PHP 5.2 – 5.5、Bumps Minimum Required PHP Version to 5.6」より抜粋

    PHPの使用バージョン割合 -  「WordPress Ends Support for PHP 5.2 – 5.5, Bumps Minimum Required PHP Version to 5.6」より抜粋

しかし、現状ではWordPressでPHP 5.5およびこれよりも前のバージョンを使用しているユーザーの割合は約20%となっており、サポート終了が及ぼす影響は大きいと見られる。ユーザーの移行状況や反応によっては何らかの延命措置が取られる可能性も考えられる。

  • PHP: End official support for PHP5.2 -> 5.5

    PHP: End official support for PHP5.2 -> 5.5

インターネット・コンテンツはCMS (Contents Management System)を通じて提供される割合が増加している。CMSの中でもWordPressは第2位のCMSに10倍以上の開きを持ってトップ・シェアを確保しており、大きな影響力を持っている。

WordPressがバージョンアップされる頻度は以前よりも早くなってきているが、それでも古いバージョンを使い続けるユーザーは存在しており、古いバージョンが抱える脆弱性が攻撃者に悪用されている。サポート外のバージョンの利用が続くことはセキュリティ上問題があり、早期にアップグレードを実施することが望まれる。