ルネサス エレクトロニクスは1月8日、同社の32ビットマイコン「RX65N」が、AWS上で動作するAmazon FreeRTOS用AWSデバイス認定を取得したことを発表した。

これによりユーザーは、センサなどのエンドポイント機器と、Wi-Fiもしくはイーサネット経由でクラウドをつないだセキュアなIoT向けエンドツーエンドシステムを容易に構築することが可能となると同社では説明している。

また、実際の開発環境としては、「Renesas Starter Kit+ for RX65N-2MB」が提供されている。同キットでは、コードフラッシュメモリ2MBの176ピンRX65Nマイコンが搭載されており、液晶ディスプレイモジュール、オンチップデバッグエミュレータ、統合開発環境「e2 Studio」と組み合わせて活用することで、RX65N上でAmazon FreeRTOSを実行し、認定を受けたサンプルソフトウェアの編集やデバッグ作業が可能で、クラウドに接続して、IoT機器のアプリケーションから、クラウドのすべての機能を活用したり、AWS Greengrassを使ってローカルな環境上でデータ処理を続行するといったことができるようになる。

  • enesas Starter Kit+ for RX65N-2MB

    Renesas Starter Kit+ for RX65N-2MBの基板表面 (出所:ルネサスWebサイト)

なお、同マイコンならびに開発キットはすでに入手可能となっているほか、同キットを用いてAmazon FreeRTOSを開始する方法についてもすでにAWS上にて公開されている