シャープ、KDDI、コニカミノルタ、セコムの4社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進するプロジェクト「IoTを活用した新産業基盤整備事業/IoT技術を活用したライフデータの高度利用システムの開発(以下、本プロジェクト)」に参画すると発表した。

同プロジェクトでは、日常生活で利用する機器やサービスから取得されるライフデータを、複数の機器メーカー、サービス事業者間で相互に有効活用するためのクラウド上の環境整備を目的とした委託事業と、そのクラウド環境を活用し、超高齢社会に貢献するサービス創出を目指す助成事業の2テーマに関して実証事業を行う。

  • 「IoTを活用した新産業基盤整備事業/IoT技術を活用したライフデータの高度利用システムの開」の概要

委託事業に参加するのはシャープ、KDDIの2社。同事業では、メーカーや通信手段が異なる機器から取得される多彩なライフデータを1カ所に集約し、各種サービスとの連携を可能にするデータプラットフォームの整備を目指す。データの受け渡し手法、セキュリティ・プライバシーの保護方法、事業化における契約手続きのルール化・整備などに取り組む。

助成事業には、コニカミノルタ、シャープ、セコムが参画する。委託事業で構築するデータプラットフォームの利用を前提とし、取得されたライフデータを活用することで、介護の効率化や負担軽減、高齢者の健康増進につながるサービスなどの創出に向けた実証、効果の測定を行う。