ヤマハ発動機は、ロータリーヘッドによる「1ヘッドソリューション」で高速性と汎用性を両立し、多様な部品に対応するプレミアムモジュラー「Σ-G5S」の後継製品として、さらに進化した新製品「Σ-G5S II」を、4月1日より販売を開始することを発表した。

プレミアムモジュラー「Σ-G5S II」

プレミアムモジュラー「Σ-G5S II」

新製品「Σ-G5S II」は、高速・高精度を実現するロータリーダイレクトドライブヘッドや、マシン前後どちらのフィーダーからも部品吸着を可能とするプレミアムモジュラー。従来の特徴はそのままに、新型ヘッドの採用や基板搬送シーケンスの改善、大型基板搬送時の装置内バッファサイズの拡大などにより生産性が向上し、「Σ-G5S」比約20%アップとなる90,000CPH(最適条件時)の搭載能力を実現している。併せて、0201(0.25mm×0.125mm)サイズの超小型チップ部品にも対応している。

基板搬送時間は、シーケンスの改善により2.0秒から1.8秒へ短縮。基板の待機を実装エリアにまたがって可能にし、実装エリア手前のバッファ可能スペースが従来の280mmから410mmへと拡大したことで、搬送時間が「Σ-G5S」と比べて最大55%向上している。

さらに、ケーブル位置の変更など、ビーム駆動時の左右のモータに加わる負荷のバランス化を図ることで、モータの発熱を抑制し、装置のゆがみや振動を低減している。また、冷却能力が向上し、装置内の温度上昇量を低減したことで、マシン精度の安定化や構成部品の長寿命化も実現している。

このほか、部品保持状態の検出範囲を装着直前まで拡張してさらなる品質向上を図っているのに加え、ビーム駆動のバランス化による装置の安定性強化や冷却能力向上による装置内温度の低減、高速汎用ヘッドなど重要部品の長寿命化など、信頼性も向上している。

なお、ノズル、テープフィーダー、台車、ノズルストッカ交換部など、Σ-G5Sの主要オプションに対する互換性を確保しており、Σ-G5Sを使用中のユーザーが所有する資産を活用でき、安心して新設備導入を行えるようになっている。

Σ-G5S IIの外寸は、L1,280×W2,240×H1,450mm(突起物を除く)、本体質量1,800kg。対象基板寸法はシングルレーン:L610×W510mm〜L50×W50mm(オプション:L1,200×W510〜 L50×W50mm)、デュアルレーン:L610×W250mm〜L50×W84mm(デュアル搬送)/L610×W415mm(シングル搬送)。搭載能力は高速汎用ヘッド×2仕様:90,000CPH(シングルレーン/デュアルレーン)。

同製品は、1月17日〜19日に東京ビッグサイトにて開催されるエレクトロニクス製造・実装技術展「第47回 インターネプコン ジャパン」にて展示される。