Apple Watchのテクノロジー

少しテクノロジー寄りの話をしておこう。Apple Watchには大きく分けて5つの新しいコンポーネントに分類することができる。

  • サファイアガラスもしくはIon-Xガラスでタッチに加えてプレス操作も可能となった「Retinaディスプレイ」

  • 時計の竜頭を模したインターフェイスである「デジタルクラウン」

  • 触覚に働きかける新たな振動アクチュエータ「TapTic Engine」

  • 文字盤の裏に備え付けられた、可視光と赤外線を用いた「心拍センサー」

  • 樹脂でパッケージされたコンピュータアーキテクチャを内包するチップ、「S1」

これらのハードウェア的デバイスと組み合わせるのが、「Watch OS」だ。まだ詳しい情報は出てきていないが、iOSのサブ的なバージョンになることが考えられる。例えばSiriが利用できたり、OS X YosemiteとiOS 8の間で実現している作業の継承「Handoff」、Apple Watchに内蔵されたNFCを活用するApple Payに対応していることからの推測だ。

ちなみに、10月16日のAppleの新製品発表会で、2014年11月にはApple Watch向けのアプリケーションを開発するための「WatchKit」をリリースすることが伝えられた。この中身を見ると、Watch OSに関するより詳しい内容をうかがい知れるのではないだろうか。

2014年11月に開発者に公開される予定のWatchKitを使うと、Apple Watch向けにアプリの開発が可能になる