Appleは米国時間西海岸時間10月16日10時から開催したイベントにおいて、iPad Air 2、iPad mini 3、iMac Retina 5Kディスプレイモデル、Mac miniを発表した。また、iOS 8.1、OS X Yosemiteへのアップデートについても触れた。iPadシリーズは10月17日より予約を開始し10月24日発売、Macシリーズは本日発売となる。今回のイベントをふりかえっていこう。
iPhoneは過去最高の滑り出し
今回は、自社やサンフランシスコ市内などの小さなホールで米国を中心としたメディアを呼んで発表会を行う通常のスタイルで行われ、小さなステージに登場したTim Cook CEOは、ゆっくりとした口調と歩でプレゼンテーションを進めていた。。
前回iPhone 6とApple Watchが発表された9月9日のイベントは、世界中のプレスが一堂に集められたことから、Appleの新製品発表イベントの中でも異例の規模で開催されたことがわかる。
今回のプレゼンテーションは、9月19日に発売されたiPhone 6、iPhone 6 Plusの紹介からスタートした。Cook氏は、過去最高のiPhone発売だったとふりかえる。1カ月で最もたくさんの注文が入り、良いレビューと、顧客からの良い反応に手応えを感じていた。
特に、中国向けの対応についての言及があった。今回のiPhone 6、iPhone 6 Plusは、日本と中国を含むアジア・欧州向けのモデルで「TD-LTE」をサポートした。このため、世界最大の携帯電話会社であるチャイナモバイルの4Gネットワークに対応することができた。日本でも同方式のKDDIのWiMAX 2+とソフトバンクのAXGPもサポートされた。
iPhone 6・iPhone 6 Plusの目玉となる機能の1つとして発表された決済サービスApple Payは、米国内で10月20日からサービスを開始することも発表された。9月9日当時から対応するカード発行銀行は500へと増加し、対応するチェーンもデパートのBlooming dale's、アパレルではAmerican Eagle OutfittersやUrban Outfitters系ブランド、ガソリンスタンドのCheveronなどが追加された。
また9月9日のイベントで発表されたApple Watchについては、中国版Vogueで表紙を飾ったことが紹介された。開発者がApple Watch向けにアプリを開発することができるSDK「WatchKit」を11月から開発者向けに配布することが発表された。