はい、iPhoneには詐欺対策に分類される機能が用意されています。iOS 27で登場した「なりすましリスク検出」がそれで、システムがアプリ上の不審な動きをリアルタイムに検知し、必要であればユーザに警告します。
この「なりすましリスク検出」は、ソーシャルエンジニアリングに分類される詐欺を対象としています。ソーシャルエンジニアリングとは、ログインする様子を覗き見る、弱みにつけ込みパスワードを聞き出すといった手口を使い、コンピュータセキュリティの制御権を奪うなど不適切な行動をとることをいいます。
iPhoneなどスマートフォンの場合は、アカウント情報を別物に変更させる、ユーザーの銀行口座からどこかへ送金させる、といった手続きを指します。実際の操作はユーザー自身が行うため、生体認証や2ファクタ認証でも防ぐことは難しいとされています。
iOS 27の「なりすましリスク検出」は、各種支払いやパスワードの変更など慎重な処理が必要な場面とシステムが判断すると、リスクレベルがアプリに伝えられます。そのレベルに応じて、警告を表示するだけなのか、本人確認を求めるのか、アプリ側で決めた処理を行います。
なお、なりすましリスク検出はアプリ側での対応も必要になります。iOS 27が公開されたばかりの2026年9月時点では、同機能に対応したアプリは少ないものの、今後金銭や有価証券を扱うアプリを中心に増えることが予想されます。
なりすましリスク検出は、初期値では無効に設定されています。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「なりすましリスク検出」の順に画面を開き、「アプリデベロッパと共有」スイッチをオンにすることで、機能が有効化されます。詐欺被害に遭う前に、まずはスイッチをオンにしてみては?
