PCMark Vantage v1.01

まずグラフ39がOverallだが、何故かi5-661のPCMark Scoreが異様に良い。これはDetailを見れば明白で、Communicationのスコアが突出している。

そこでCommunicationの詳細を見たのがグラフ40だが、Test 1/2/4でやはりスコアが高い。で、Test 2の詳細を示したのがグラフ41である。結果の桁数が極端に変わるので、このグラフは対数軸とさせていただいている。さて、問題になるのは、"Data encryption - CNG AES CBC"である。ここでもやはりAES-NIの効果でスコアが思いっきり跳ね上がっているわけだ。実はこのASESを使ったData encryption/decryptionがTest 1/2/4に含まれており、結果としてCommunicationのスコアが跳ね上がり、それがPCMark値に反映されたというわけである。逆に言えば、これが無ければPCMarkの値も6500くらいに収まっていただろうと想像される。

とりあえずAES-NIの効果が高い、という事は明確に確認できたが、あとはこれがどの程度の頻度使われるか、というのが実際のユーザビリティを考える場合には問題になるだろう。