これまでIDFのレポートなどで情報をお届けしてきたNehalemことCore i7だが、遂に評価キットを入手する機会に恵まれた。そこでまずは総合性能についてレポートしてみたいと思う。
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Core i7-920/940、Core i7-965 Extreme Edition
今回提供されたのは表1に示す3製品(ただしi7-940は間に合わず、i7-965をi7-940相当にクロックダウンして使うことになっている)。
■表1 | |||||||
製品名 | 動作周波数 | QPI速度 | L3キャッシュ | Memory | TDP | OPR | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i7-920 | 2.66GHz | 4.8GT/sec | 8MB | DDR3-800/1067 | 130W | なし | $284 |
Core i7-940 | 2.93GHz | 4.8GT/sec | 8MB | DDR3-800/1067 | 130W | なし | $562 |
Core i7-965 Extreme Edition | 3.20GHz | 6.4GT/sec | 8MB | DDR3-800/1067(ロックなし) | 130W | あり | $999 |
パッケージはやや大型化され(Photo01)、インターフェースはLGA1366となった(Photo02)ちなみにピン数が大幅に増えた割に、パッケージの大きさはそれほど変わらない訳で、当然コンタクト形状はより寸法を詰めた形に(Photo03)。これに接するソケット側のコンタクトも、LGA775よりも一段細かいものになった(Photo04)。
Photo01:右がCore i7。外形寸法は実測値で42.5mm×45mm。左が従来のLGA775で、こちらは37.5mm角。 |
Photo02:左がCore i7-920、右がCore i7-965 Extreme Edition。中央のコンデンサの配置が多少異なるかと思ったが、全く同一だった。 |
さて、付属するCPUクーラーは見かけは従来のものと大差ない(マザーボード側への接続部などは多少変わっている)ものだったが(Photo05)、i7-965 Extreme EditionにはなんとThermalrightのUltra-120 eXtremeが付属してきた(Photo06)。マザーボードに装着すると、高さは17cm余り。最初は設置場所にかなり苦悩することになった(Photo07)。