SubCommander(コマンドラインツール)

今回、コードの生成に使ったsonic.exeは、SubCommanderとも呼ばれるコマンドラインツールで以下のような命令が用意されています。

SubCommanderの主な命令

命令 説明
generate テーブル/ビュー/ストアドプロシージャのコードを生成
generatetables テーブルのコードを生成
generateODS ObjectDataSourceコントロール用のコードを生成
generateviews ビューのコードを生成
generatesps ストアドプロシージャのコードを生成
help ヘルプを表示
migrate データベースのバージョン操作(Migrationクラスの利用)
scriptdata テーブルのデータをスクリプト出力
scriptschema DBのオブジェクト定義をスクリプト出力
version DBのオブジェクト定義とデータをスクリプト出力

このようにSubCommanderには様々な機能があります。もし興味がある方は外部ツールの実行時の引数に「help」と入力してみてください。そのバージョンで利用できる命令やパラメータを見ることができます。

SubStage(GUIツール)

もし、Web.config(App.config)の設定が難しいと感じた場合は、バージョン2.1で新しく追加された「SubStage」というGUIツールを使うこともできます。このツールを使うと、GUI画面で接続文字列やプロバイダを設定して、Web.config用のコードを生成することができます。  SubStageはスタートメニューから起動できます。

SubStageを使って接続文字列とプロバイダを設定

SubStageでは、コードを生成したり、APIリファレンス/フォーラム/ワークアイテムのページを閲覧したりできます。また、Scaffoldsと呼ばれる、簡単なマスタメンテを行うページも表示できます(ただし、日本語テーブルが表示されないといった問題がありました)。

まとめ

以上、本編では、SubSonicでコードを生成するための設定について紹介してきました。引き続き、後編では、生成されたクラスを使ってプログラミングする方法について紹介していきます。