本連載では、先進的な働き方・オフィス構築を行っている企業に潜入し、思わず「うらやましい」と声を漏らしてしまうその内容を紹介していく。「これからのオフィスどうしようか……」と考えている読者の手助けにもなれば幸いだ。
第27回となる今回は、ガムやオーラツーミーといったオーラルケア商品をはじめとした大手日用品・トイレタリー用品メーカーであるサンスターのオフィスを紹介する。
新オフィスは「コミュニケーションの良い村」
今回、筆者が取材に訪れたサンスターのオフィスである「サンスターコミュニケーションパーク」は、2021年から大阪府高槻市明田町に居を構える、サンスターの日本のグループ各社の本社機能・営業、マーケティングが入居したオフィスだ。
同オフィスは、400人前後の社員がともに「日常生活の中で独自の生活文化を育む場」として設立された施設で、オフィスではなくコミュニケーションの良い「村」と捉え、村の働き方や空間の在り方を皆で考えていくことをコンセプトに設定している。