あらゆる立場の人が対話や体験を通じ、科学技術と社会をつなぐ国内最大級のイベント「サイエンスアゴラ2026」が12、13の両日、東京・お台場のテレコムセンタービルなどで開かれる。科学技術振興機構(JST)が主催。先端研究や科学の魅力に触れ、未来を語り合うひとときをと、研究機関や学校、有志などが企画に趣向を凝らす。

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    あらゆる立場の人が集い、科学技術と社会をつなぐ「サイエンスアゴラ2026」

サイエンスアゴラは、未来社会のあり方を市民や科学者、政策立案者らが共に考えるイベントとして2006年から開催している。「科学とくらし ともに語り 紡ぐ未来」をビジョンに掲げて企画を募集し、今年も100以上が決まった。

昨年に続き、巡回しやすいよう「未来の技術でくらしが変わる」「地球・環境・未来を守る」「いのち・からだ・医療のひみつ」「見て・さわって・楽しく学ぶ」「社会とつながる・世界とつながる」の5つのジャンルを設け、ブースの配置を工夫する「キュレーション」を実施。科学コミュニケーション分野で活躍するアナウンサーで同志社大学助教の桝太一さんら、有識者9人で構成する「サイエンスアゴラ2026推進委員会」がこのキュレーションを進め、注目プログラムも選出した。

今年は新たに、来場者が関心領域を示すシール「インタレストタグ」や、自由記述のシールを導入。これらを身につけて関心テーマや、「じっくり学びたい」「気軽に概要を知りたい」など、求める情報の深さや見学スタイルを自由に表現できる。来場者が出展者と、より効果的に対話できると期待される。今年も各企画の難易度を1~3個のトウガラシのアイコンで示す。

出展者同士の交流にも注力。各階で出展者見学の時間帯を設定し、自分のブースを離れて他の出展を体験できるようにする。

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    にぎわいをみせた昨年10月のサイエンスアゴラ2025

近隣の産業技術総合研究所臨海副都心センターの一般公開、東京国際交流館の国際交流フェスティバル、東京都立産業技術研究センターの一般公開など、同時に開催されるイベントと連携し、お台場一帯を盛り上げる。日本科学未来館も、アゴラ連携企画として実証実験や特別トークショーを実施する。

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    会場となるテレコムセンタービル=東京都江東区

例年、お台場で開催したが、コロナ禍を受け2020~23年にはオンライン形式も導入した。24年、完全実地開催が復活した。

テレコムセンタービルは新交通「ゆりかもめ」テレコムセンター駅下車すぐ。一部の材料費などを除き参加は無料。一般来場の事前申し込みは不要だが、一部の企画の参加には事前登録などが必要となる。各企画は、詳細が特設サイトで紹介されている。

推進委員会が選んだ注目プログラムは次の通り。「ブース」は終日、「セッション」は特定の日時に実施されるもの。いずれもテレコムセンタービル。カッコ内は出展者で、略称を含む。

【ブース】

  • ダイヤモンドがセンサーに!?(量子科学技術研究開発機構)
  • 見えない違いを見つける科学(カワノラボ・ニッセンケン)
  • 波で物を動かす:超音波が拓(ひら)くインターフェース(筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター)
  • 匂いと触覚で感じる、植物の感覚の世界を体験しよう!(JST ERATO豊田植物感覚プロジェクト)
  • 3Dプリンタで創る自助具と、未来を紡ぐ対話ブース(COCRE HUB)
  • 気候ストライプで考える私たちの暮らし(気象キャスターネットワーク )

【セッション】

  • 画期的!みんなに優しい快適な空旅にするJAXAの提案(宇宙航空研究開発機構)=12日正午~午後1時
  • AIでつむぐ、みんなの共創アイデアソン(当事者の声からインクルーシブ社会を目指す団体)=13日午前10時半~正午
  • 宇宙の電波を調べる野辺山宇宙電波観測所(国立天文台野辺山宇宙電波観測所)=13日午後1時~2時半