OpenAIは8月31日、広告事業の年換算収益(ARR)が10億ドルに達したと発表した。
OpenAIは8月31日、広告事業の年換算収益(ARR)が10億ドルに達したと発表した。サービス開始から約200日というスピードでの到達となる。
広告事業をエンタープライズ、APIに続く収益の柱へ
同社は今回の収益をエンタープライズ向けサービス、コンシューマ向けサブスクリプション、従量課金制APIに続く新たな収益の柱と位置づけ「多角的なビジネスモデル」の証として強調している。
背景には、2027年に予想される大型IPO(新規公開株)がある。852億ドルという評価額を投資家に正当化する必要に迫られる中、収益源の多様化は重要な訴求材料となっている。
OpenAIは2月、ChatGPT内での広告テストを米国で開始。この動きはライバルのAnthropicがスーパーボウルの広告で皮肉るなど、業界内で賛否を呼んだ。
広告は現在の会話の文脈に応じて表示され、国やユーザー設定によってはChatGPT利用全体の文脈も活用される。OpenAIは、広告は常に明確にラベル表示され、ChatGPTの回答内容には影響を与えないとし、広告主がユーザーの個別会話にアクセスすることもないと説明している。
ChatGPT Adsは現在40カ国以上で展開中。同日より、インド、欧州、中東・北アフリカ地域でセルフサービス出稿も開始した。5月に導入した「Ads Manager」により中小企業への提供も広がっているという。
OpenAIは今後、対応市場の拡大に加え、新たな広告フォーマットや購入オプション、効果測定機能の導入を進める方針を示した。