Windows Latestは5月29日(現地時間)、「Microsoft admits Windows 11's WinUI 3 apps resize worse than the UWP it replaced, rolling out fix in summer」において、Windowsのネイティブユーザーインタフェースフレームワーク「WinUI 3」の不具合が今夏に修正される見込みだと伝えた。
Microsoftはユーザーから指摘された外観上の不具合を認め、修正プログラムを展開する予定とされる。
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WinUI 3で発生する画面ちらつき
WinUI 3の不具合はXユーザーのMatthew Bonanno氏の投稿により明らかになった。従来のユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP: Universal Windows Platform)アプリではスムーズなウィンドウサイズ変更が実現されている一方で、WinUI 3は黒いちらつきが発生するという。
一見するとそれほど重要な不具合ではないように感じられる。しかしながら、MicrosoftがWindows 11の改善計画の一環として、ユーザーインターフェイスのWinUI 3への移行を推進していることを考慮すると、無視できない不具合と言える。
同社が不具合を軽視して修正しなければ、必然的にWinUI 3へと移行したファーストパーティーアプリも不具合の影響を受けることになる。苦労して応答性を改善しても外観に不具合を抱えたままでは印象が悪く、サードパーティー開発者に移行を促す効果が低下する恐れがある。
サードパーティ開発者によるWinUI 3の採用が低調に終われば、Windows 11全体のパフォーマンスの改善は見込めず、結果としてユーザーの信頼回復には至らない可能性がある。Windows Latestは「(この不具合によって)ネイティブコードで開発する意欲を失い、代わりにElectronやWebView2を使用する」と述べ、不具合の修正は重要な取り組みの1つだと指摘している。
Microsoft、今夏から段階的に修正へ
不具合の修正はMicrosoftのデザイン担当パートナーディレクターを務めるMarch Rogers氏から次のように発表された。
「画面のちらつきを修正するプラットフォームの改善に取り組んでいます。今夏から順次展開していく予定です」
修正は公式リポジトリ「GitHub - microsoft/microsoft-ui-xaml」にマージされ、夏以降にWindows Insider Programのユーザーを対象に段階的な展開を開始すると予想される。
なお、MicrosoftはユニバーサルWindowsプラットフォームの積極的な開発を終了したことを発表。新規のアプリ開発に「Windows App SDK + WinUI 3」の使用を推奨している(参考:「What's a Universal Windows Platform (UWP) app? - UWP applications | Microsoft Learn」)。
