リモラボ代表取締役・佐伯正邦が語る「リモート、AIを前提とした女性の新たな働き方を推進する」

日本では結婚や出産などのライフイベントで女性のキャリア継続が難しくなるという事例が未だに見受けられます。これは人手不足時代において、企業の機会損失です。その課題を解決するために、リモートワークを前提とした働き方を推進するため、女性のためのオンラインスクール「リモラボ」をスタートさせました。

 リモラボでは、SNS運用代行やAI研修、各種WEBスキルなど、実際に企業で生かせるスキルを学ぶことを重視した1000以上の講座を提供しています。

 この事業は新型コロナウイルスが蔓延する前後、私が女性のキャリア支援に取り組んでいた中で、優秀な30代前半の女性が書類選考にも通らないといった現実を目の当たりにした経験が基になっています。新しい働き方や仕事を生み出す仕組みが必要だと考えたのです。

 我々の強みは企業のニーズを捉えた教育です。特にAI関連など、企業がまだ十分に取り組めていない分野に先行して取り組むなど、企業の「一歩半前を走る」教育に注力しています。

 2026年2月には、新サービスとして女性リモート人材特化型・月額制採用プラットフォーム「リモートクラウド」をスタートしました。リモートワークの実践経験を積み、継続的にスキルを磨いてきた女性人材と、スキルを持つ人材を求める企業とをつなぐものです。

 企業は「トライアル採用」から始めることができ、仕事の進め方やコミュニケーション、チームとの相性を確認した上で、お互い納得した場合のみ本契約を結びます。この仕組みによって、企業は必要な人材と迅速かつ高精度で出会うことができると同時に、実務を通じてお互いにミスマッチをなくすことができるというメリットがあります。

 このプラットフォームは、求職者と企業、双方のニーズに応えるものです。特に今は地方の企業から、必要な業務を任せられる人材がいないという課題が多く寄せられており、その解決策を提供できると考えています。

 同時に、もう1つの新サービス「業務効率化・AXDX支援事業」も発表しました。企業向けにAI人材教育を担うことに加え、我々のチームがAI関連業務を担い、業務効率化や生産性向上を現場から支援します。

 私が起業したのは26歳の時です。当初は資金をつくるために経営者同士のマッチングイベントや、企業の集客支援など、企業支援の分野からスタートしました。その後、マーケティング支援に事業を切り替え、SNSマーケティングなどの新たな領域に参入するなど、事業領域を拡大してきました。

 私はこれまで17社を創業してきましたが、背景には課題解決を最優先に取り組むという考え方がありました。次々と新たな課題が見つかり、それを解決するためのプロダクトと、実践するための会社をつくってきたという経緯があるのです。

 特に今、私たちの女性向けサービスが必要とされているのは、未解決の課題だからです。人手不足が叫ばれる中、身近に活躍できる人材がいるにも関わらず活用されていないのは、社会や会社の構造が追いついていないからだと考えています。

 リモラボを含めたREKINDグループの代表として私が掲げるのは『優しい世界』の実現です。世の課題や不満をプロダクトで解決し、誰もが輝ける未来を創る。その揺るぎない信念こそが私の経営の原点であり、変わらぬ使命です。