Neowinは2026年4月17日(米国時間)、「Microsoft warns Windows PCs keep restarting after KB5082063, KB5082142 update bug - Neowin」において、Microsoftが4月14日にリリースしたセキュリティ更新プログラムに重大な不具合が存在すると報じた。
なぜドメインコントローラーは再起動を繰り返すのか?
影響を受けたドメインコントローラー(DC: Domain Controller)は再起動を繰り返すようになり、ドメインが利用不能になる可能性があるという。
Microsoftはこの不具合について、リリースアナウンスの中で次のように解説している。
「この更新プログラムをインストールして再起動すると、Privileged Access Management(PAM)を使用するフォレスト内の複数のドメインを持つ環境でドメイン コントローラー(DC)の起動中にLSASSがクラッシュする可能性があります。その結果、影響を受けるドメインコントローラーが繰り返し再起動され、認証とディレクトリサービスが機能しなくなり、ドメインが使用できなくなる可能性があります」
どの環境で影響が出るのか?
この不具合は次のバージョンのWindows Serverに影響する可能性がある。一般ユーザーや個人向けデバイスには影響しない。
- Windows Server 2025
- Windows Serverバージョン23H2
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
どの更新プログラムが対象なのか?
不具合を含む更新プログラムは次のとおり。
- April 14, 2026—KB5082063(OS Build 26100.32690) - Microsoft Support
- April 14, 2026—KB5082060 (OS Build 25398.2274) - Microsoft Support
- April 14, 2026—KB5082142 (OS Build 20348.5020) - Microsoft Support
- April 14, 2026—KB5082123 (OS Build 17763.8644) - Microsoft Support
- April 14, 2026—KB5082198 (OS Build 14393.9060) - Microsoft Support
どうすれば解決できるのか?
Microsoftはこの不具合を修正する定例外(OOB: Out-of-band)更新プログラムおよび定例外ホットパッチを緊急で公開。ホットパッチを構成していない環境では前者を、ホットパッチを構成している環境では後者をインストールすることで解決可能とされる。
定例外更新プログラムの一覧は次のとおり。
- Windows Server 2025 - Microsoft Update カタログ
- Windows Serverバージョン23H2 - Microsoft Update カタログ
- Windows Server 2022 - Microsoft Update カタログ
- Windows Server 2019 - Microsoft Update カタログ
- Windows Server 2016 - Microsoft Update カタログ
定例外ホットパッチはWindows Updateから配信され、影響を受ける可能性のある環境では自動的にダウンロードおよびインストールされる。万が一これら方法で解決しない、またはインストールできない場合は、公式サポートに問い合わせることが望まれている。
Windows更新を巡る不具合は他にも報告されている
今回の再起動問題とは別に、Microsoftの2026年4月の更新プログラムを巡っては、クライアント環境でも不具合が報告されている。
例えばWindows 11では、BitLockerの回復キー入力が求められる問題が確認されており、場合によってはPCがロックされる可能性がある。
影響範囲や原因は異なるものの、いずれも更新適用後に発生する点は共通している。
