ソフトバンクが、OpenAIへの投資を裏付ける400億ドル規模のローンに追加の銀行を招致していることが分かった。同ローンは現在「ソフトローンチ」段階にあり、参加行にはアンダーライター(主幹事証券会社)のもとで企業が株式や債券など有価証券の発行時に引受業務の一部を分担するサブアンダーライターとして、約50億ドルのコミットメントを求めているという。

ソフトバンクに対する市場の警戒感は高まる

すでに、当初の引受行としてJPMorgan Chase、Goldman Sachs、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJフィナンシャルグループの5行が名を連ねており、ローンの返済期限は2027年3月25日となっている。

ソフトバンクはOpenAIの最大クラスの出資者であり、今回の400億ドルのローンとは別に、2月にソフトバンク・ビジョン・ファンド2を通じて300億ドルの追加投資を行うことを発表している。

当時、OpenAIに対する累計出資額は646億ドル。持分比率は約13%となるとしていた。2025年1月には米国内でのAIインフラ整備を目的とした「Stargate」プロジェクトを米政府、Oracle(オラクル)と共同で発表しており、OpenAIはその中核パートナーと位置づけられている。

こうした姿勢に対し、市場の警戒感は高まっているようだ。S&P Global Ratingsは3月、OpenAIへの投資が流動性や資産の信用力を損なう恐れがあるとして、ソフトバンクの信用見通しをネガティブに引き下げた。ソフトバンクはこのローンと並行して、ドル・ユーロ建て6本立ての社債発行についても投資家と協議中だという。Bloombergが4月15日付で報じている。