OpenAIが米国防総省(DoD)との契約締結を発表した直後、米国における「ChatGPT」のアンインストールが急増した。一方で、競合のAnthropicの「Claude」はApp Storeの米国無料アプリランキングで初めて首位に立ち、ChatGPTを2位に転落させた。
AnthropicとOpenAIの対照的な動き
市場調査会社のSensor Towerによると、2月28日のChatGPTの米国内アンインストール数は前日比295%急増した。
背景にあるのはAnthropicとOpenAIの対照的な動きだ。AnthropicはAI技術の自律兵器・国内監視への利用を懸念して国防省との契約交渉を打ち切る判断をし、OpenAIはその契約に代わって参入した。これがChatGPT既存ユーザーの反発を招いた。
RedditなどソーシャルではChatGPTの「解約」を呼びかける動きが広がり、2月28日のChatGPTへの1つ星レビューは前日比775%急増した。対するClaudeは、3月2日に米国内で初めてダウンロード数がChatGPTを上回った。
なお、Sensor TowerによるとChatGPTの過去30日間の平均アンインストール率は前日比9%に過ぎなかったという。3月3日時点でもアンインストールは同8%増と増加が続いており、国防省との契約発表後(2/28~3/3)の1日平均アンインストール率は、その前の30日間(1/28~2/27)と比べて200%増と報告している。
Claudeの勢いは数字にも表れている。Appfiguresは2月28日のClaudeの米国における1日あたりダウンロード数がChatGPTを初めて上回ったと指摘。Anthropicによると、無料サインアップ数は1月以降60%以上増加している。
