BetaNewsはこのほど、「Get ready to see more targeted ads on Facebook - BetaNews」において、Metaがより多くのターゲット広告をFacebookに掲載する方針だと伝えた。毎月10億人以上のユーザーが利用しているMeta AIをはじめとするAI機能の利用状況に応じて、コンテンツおよび広告をパーソナライズするという。

公式発表:Improving Your Recommendations on Our Apps With AI at Meta

  • Get ready to see more targeted ads on Facebook - BetaNews

    Get ready to see more targeted ads on Facebook - BetaNews

生成AI機能を使用すると広告が強化される

Metaは10月1日(米国時間)、「生成AI機能を使用した人々のインタラクションに基づいて、プラットフォーム上のコンテンツと広告の推奨のパーソナライズを開始します」と述べ、AIの利用状況に応じたターゲット広告の強化を実施することを発表した。

Meta製品ユーザーは10月7日以降、製品内およびメールにてこの件に関する通知を受け取るようになる。この変更は2025年12月16日から開始される予定だ。

  • 10月7日以降に配信される通知の例 出典:Meta

    10月7日以降に配信される通知の例 出典:Meta

パーソナライズに向けた分析対象となるデータはMeta製品全体に及ぶ。具体的にはアカウントセンターに追加したアカウント上の情報(Meta AIとのインタラクションを含む)が分析される。アカウント(WhatsAppなど)をアカウントセンターに追加していない場合は、パーソナライズに向けた分析の対象とはならない。

コンテンツおよび広告は調整可能

強化された広告はこれまでと同様にユーザーによる調整が可能だ。設定は「広告表示の設定」または「フィードに表示されるコンテンツの管理」などのツールから行うことができる。

この変更は世界中の多くの地域で開始されており、近い将来すべての地域への拡大が予定されている。Metaは「プラットフォーム全体でユーザーに提供するおすすめコンテンツが改善され、ユーザーが実際に興味を持っているコンテンツを表示する可能性が高まり、興味のないコンテンツを表示する可能性が低くなります」と述べ、ユーザーの趣味や思考に寄り添ったプラットフォームを提供する方針を示している。