Microsoftは10月9日(米国時間)、「Copilot on Windows: Connectors, and Document Creation begin rolling out to Windows Insiders|Windows Insider Blog」において、Windows版のMicrosoft CopilotがGoogleの個人向けサービスをサポートしたと発表した。GoogleドライブやGoogleカレンダーなど、サポート対象サービスに含まれる情報を自然言語で検索可能になる。
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Copilot on Windows: Connectors, and Document Creation begin rolling out to Windows Insiders|Windows Insider Blog
オンラインサービス連携機能「コネクタ」登場
Windows版のMicrosoft Copilotに、Microsoftアカウントとオンラインサービスを連携させる新機能「コネクタ(Connectors)」が登場する。コネクタはオプトイン機能として提供され、OneDrive、Outlook、Googleドライブ、Gmail、Googleカレンダー、Googleコンタクトなどの個人向けサービスへの接続をサポートする。
Microsoftはプロンプトの例として「サラのメールアドレスは何ですか?」、「先週の学校のノートを探して」などを挙げ、コネクタによって接続された各種サービスから情報を取得できるとしている。なお、同社はこの検索機能を「初期リリースの機能」と述べており、さらなる機能強化の可能性を示唆している。
コネクタの設定は、Copilotアプリの「アカウントアイコン」→「設定」→「コネクタ」セクションから行う。希望のサービスを有効にすることで、そのサービスに含まれる情報をCopilotに検索させることができる。
ExcelやPDFのドキュメント作成とエクスポートが可能に
Microsoftはコネクタの発表と同時に「ドキュメントの作成」および「エクスポート」の機能追加も発表した。いずれもWindows版のMicrosoft Copilotに導入される。
「ドキュメントの作成」はWord文書、Excelスプレッドシート、PowerPointプレゼンテーション、PDFファイルの生成機能を提供する。「このテキストをWord文書にエクスポートして」、「この表からExcelファイルを作成して」などのプロンプトを入力すると、これら指示に沿ったファイルが生成される。
「エクスポート」はCopilotの回答を出力する機能だ。回答が600文字以上の場合、そのテキストをWord、Excel、PowerPoint、またはPDF文書に出力するエクスポートボタンが追加される。
これら新機能はWindows Insiderプログラムのすべてのチャネルに展開が開始されている。Insiderプログラムのユーザーは、Microsoft Storeアプリからアップデートが可能だ。展開は段階的となっており、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではない。アップデート後のバージョンが1.25095.161.0以降の場合に利用することができる。

