インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月7日、PCの情報漏えい対策サービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」に、OSが起動しない状態からの迅速な復旧を可能にする「リハイドレート機能」を追加した。

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BIOSレベルで動作するモジュールで修復作業を行う

この機能は、各種システムエラーによって発生するブルースクリーン状態のPCを、遠隔操作で復旧できるというもの。PCが有線LANに接続されていれば、BIOSレベルで動作するモジュールを利用し、管理者が指示する「プレイブック」を実行することで、ファイルの追加・削除やレジストリ設定・削除、ゴールデンイメージによる復元、スクリプトの実行といった修復作業を行えるという。

例えば、OSのアップデートが原因でブルースクリーンが発生し、特定ファイルの削除で解消できるケースでは、「ファイル削除」のプレイブックを実行することで迅速な復旧が可能になる。専門知識がない利用者でも簡単な操作で対応でき、業務への影響を最小限に抑えられるとしている。

なお、今回新たに追加されたリハイドレート機能は、IIJフレックスレジリエンスサービスの「Standardプラン」で提供される。

「IIJフレックスレジリエンスサービス」では、BasicプランがIT資産の可視化/デバイスロック/遠隔データ消去に対応する。Standardプランでは、これに加えてアプリケーション自動復活機能と新たに追加されたリハイドレート機能が利用可能。価格は、50台利用時でBasicプランが月額24,750円、Standardプランが月額34,650円。

  • IJフレックスレジリエンスサービス サービスプランと機能一覧

    IIJフレックスレジリエンスサービス サービスプランと機能一覧