Anthropicは8月21日、コーディングツール「Claude Code」を「Claude for Enterprise」などの企業向けプランにバンドルする新しいサブスクリプションを発表した。これまで個人アカウントでのみ利用可能だったClaude Codeが、企業向けスイートの一部として購入できるようになる。
2つの有料プランにバンドル
Claude Codeは、Anthropicが6月に発表したエージェント型コーディングツール。開発者はターミナルから直接Claudeとペアプログラミングできる。その使い勝手から人気のコーディングツールとなったものの、7月末にProとMax(月額100ドル/200ドル)の利用者を対象に、8月末より週次のレート制限を設ける計画を発表していた。
今回、EnterpriseおよびTeamの有料プランにClaude Codeをバンドルする。Claude Codeを利用するにはプレミアムシートへのアップグレードが必要。管理機能として、セルフサービスシート管理、使用量分析、ポリシーの設定などを用意しており、組織はClaude Codeの使用量に合わせて支出を管理できるという。
開発者は馴染みのないフレームワークがあればClaudeとのチャットを通じて調べ、その後ターミナルでClaude Codeを使用してコードを実装する、といったことが可能になるとしている。
また、同社は有料プランに「Compliance API」も導入する。組織は使用データと顧客コンテンツに関する情報を得られ、観測性、監査、ガバナンスを改善できるとしている。