Microsoftは2025年8月14日(現地時間)、YouTubeオフィシャルチャンネルにおいてWindowsの将来像に関する対談動画を公開した。Windowsおよびデバイス事業リーダーを務めるPavan Davuluri氏を招き、AIプロダクトマネージャーを務めるChristiaan Brinkhoff氏を司会役としてWindowsの今後の展開について伝えている。
次世代のWindowsはAIとの会話で操作する
対談は日常会話から始まり、今年で50周年を迎えるMicrosoftが今後50年間で何ができるかについて語っている。その中で、Pavan Davuluri氏は「あらゆる机や家庭にコンピュータがあり、コンピュータの前に座ってマウスやキーボードなどを使う時代だと思いますが、今後数年間で、どのように進化していくとお考えですか?」との質問に、「おっしゃる通り、私たちはデスクトップ、キーボード、マウス、モニターという概念からスタートしました。…体験の多様性、音声がさらに重要な次の領域だと考えています。」と回答し、音声操作に言及している。
さらに具体例として「コンピューターに話しかけながら書き込んだり、手書き入力したり、あるいは他の人とやりとりできるようになるでしょう。コンピューターはあなたの意図を意味的に理解できるようになるはずです。」と述べ、自然言語でコンピュータを操作することが当たり前になるだろうとしている。
次世代Windowsの実現に必要なものは?
Windows 11ではAIエージェント「Agentic Companions」登場の可能性が伝えられているが、次世代のWindowsではさらに一歩進み、キーボードおよびマウスのない音声入力を前提としたシステムとなる可能性がある(参考記事:Windows 11にAIエージェント登場か、タスクバーに「Agentic Companions」 | TECH+(テックプラス))。
大幅なインタフェースの変更に加え、実現にはAIの信頼性をさらに向上させる必要があると考えられる。現在の進捗について発表はなかったが、Pavan Davuluri氏は「次世代のWindowsを構築する途上にある」と述べ、そう遠くない将来の可能性を示唆している。
